パトロール２ ページ9
私は前を歩いていたエンデヴァーに伝えようとした。
けど、今、私たちの周りにはエンデヴァーたちのファンがたくさんいた。
この人たちが、もしあのナイフを持った人に気づいたら、パニックになるかもしれない。
そう思って、エンデヴァーに小声で伝えることにした。
A「エンデヴァー、エンデヴァー」
でも、周りがうるさくて、私の声は届かない。
そこで、肩をツンツンと突いた。
エンデヴァーは鬱陶しそうな顔をして振り返る。
でも気にしない。
私はエンデヴァーの耳元で小声でささやく。
A「エンデヴァー、あの黒いジャージを着てる人、ナイフ持ってる」
それを聞くと、エンデヴァーはヅカヅカとその人の方へ行った。
エンデ「やぁ。そこの者」
エンデヴァーが話しかける。
もしかして正面突破する気？？
話しかけられた男はビクッとする。
ますます怪しい！！
エンデ「ポケットの中を見せてはくれまいか？」
正面突破だ・・・。
男の人はモゴモゴしながら何か言っている。
「え？なな、何でですか？？べ、別に・・・・・・何も・・・」
嘘だ。ナイフ持ってたじゃん。
エンデ「何も？コイツがお前がナイフを持っていると言ったんだが、違うのか？」
そう言って私を指差す。
「え！？あ、そんなわけ・・・」
A「いえ。見ましたよ。ちゃんとこの目で」
「う、嘘をつくな！だいたいあんな距離から見えるはずが・・・」
A「いえ。見えましたよ。私の個性は身体強化で、体育祭では見せませんでしたが、手足以外の部分にも使えます。目はズームする感じで使えます。なので見えました。
あと、今“あんな距離から見えるはずが”とおっしゃいましたよね？少なくとも何かしらポケットに入ってるってことです。見せれる物なら見せれますよね？それとも・・・何かマズイ物でも？」
私が目をキラッとさせて言うと、男の人は汗がダラダラ出てきていた。
次の瞬間、ナイフを出す。
そして私目掛けて走ってきた。
「このクソ餓鬼が！！死ね！！」
私は戦闘スタイルをとったが、前にいたエンデヴァーが男を背負い投げ！！
間も無く御用となった。
パトカーがサイレンを鳴らしながら男を乗せて行ってしまった。
轟「よく気づいたな」
A「まぁ。個性だから」
轟「ナイフの方じゃなくて、怪しい動きをしてたってとこだ。手ェふるので精一杯っぽかったから」
A「・・・ありがとう」
私は轟さんにお礼だけ言った。
手ふるので精一杯・・・か・・・。
何故か分からないけど私は空しい気持ちになった。
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こはる(プロフ) - 07狐さん» うわwほんとですねw直します。ご指摘ありがとうございます！ (2019年2月26日 15時) (
レス) id: fdda178115 (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - ページ39の『ショッピングモール』の後ろから3行目のところ、麗日が裏日になってますよ!、、、今さら過ぎますけどwww (2019年2月17日 3時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - ろくんろーるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月6日 17時) (レス) id: c6152575f0 (このIDを非表示/違反報告)
ろくんろーる(プロフ) - 面白かったです。頑張ってください (2018年8月6日 15時) (レス) id: cd5461ce24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年7月27日 16時
