筋金ライジング ページ34
A「2人とも！！壊してちゃダメだ。一回逃げよう！」
切島「あ？え！？ちょっ・・・おい！」
私は2人を両脇に抱えて、コンクリート地獄から抜け出した。
そうだ。まともに戦ってちゃダメなんだ。
逃げる手もある！
A「ほらよく見て。あの中でずっと壁を壊し続けてたら、閉じ込められちゃってたよ・・・」
切島「ん？うわ！ヤッベェ・・・！！ありがとな！！筋金！！」
今まで私たちがいた場所は、全てコンクリートで埋め尽くされていた。
砂藤「す、すまねぇ・・・俺、もう限界だ・・・・・・・・・」
切島「砂藤？・・・オイ砂藤！！！寝んな！！！」
切島さんがいくら起こそうとしても起きない砂藤さん。
あーあ。
切島「・・・つか、こっちって・・・・・・ゲートと逆方向じゃねーか！！！」
A「そうだよ。だからセメントス先生も襲ってこない」
切島「なるほど！！一回作戦を練るか！！」
A「その作戦ならもう考えてある」
切島「おう！何だ？話してみろ！！」
・・・ちょっと荒いけど、演習試験に合格するにはこの方法しかない。
A「簡単だよ。私が切島さんを投げるの」
切島「あぁ！俺を！・・・・・・え！？」
A「死にはしないよ。切島さんの硬化なら耐えれる」
切島「成る程な。お前の個性で俺をブッ飛ばしても、着地する際に俺の硬化で防げば問題なくクリア出来るってことだな！！」
A「うん。そういうこと。1人でもゲームを通ればいいから」
私はある程度、セメントス先生の死角になるところに着地し、砂藤さんを下ろす。
A「しっかり通ってね！」
切島「任せとけ！！！」
私は思い切り切島さんを投げた。
切島さんは弾丸のようなスピードで飛んでいく。
切島さんに気づいたセメントス先生は急いでコンクリートの壁で阻もうとするけど、切島さんはそれを簡単にぶち抜いていってゴール！！
着地もなんとか無事にしたみたいで怪我もなかった。
試験が終わって、セメントス先生と合流する。
セメントス「やられたよ。まさかあんな方法でいくとは・・・」
切島「筋金のおかげッス！！」
A「そんなことないよ。切島さんがいないと使えない方法だったし。あと、砂藤さんずっと寝てるんですが・・・保健室に連れていった方がいいでしょうか？」
セメントス「あぁ。そうだね」
・
無事演習試験が終わったその頃。
悪は密かに動き始めていた。
敵連合が強くなって帰ってくるなんて、思ってもなかった。
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こはる(プロフ) - 07狐さん» うわwほんとですねw直します。ご指摘ありがとうございます！ (2019年2月26日 15時) (
レス) id: fdda178115 (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - ページ39の『ショッピングモール』の後ろから3行目のところ、麗日が裏日になってますよ!、、、今さら過ぎますけどwww (2019年2月17日 3時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - ろくんろーるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月6日 17時) (レス) id: c6152575f0 (このIDを非表示/違反報告)
ろくんろーる(プロフ) - 面白かったです。頑張ってください (2018年8月6日 15時) (レス) id: cd5461ce24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年7月27日 16時
