夕食 ページ31
冬美「2人とも！ご飯だよー！」
私と轟さんが勉強していた部屋の障子をバッと開けたお姉さん。
・・・ビックリした。
轟「分かった。行くぞ」
そう言って手に持っていたシャーペンを置いて行ってしまう轟さん。
A「あ、うん」
私も急いで後を追っかけた。
轟さんのお姉さん、冬美さんのご飯はとっても美味しくてたくさんお代わりしてしまった。
私がお代わりを要求する度に、冬美さんは笑ってまぁまぁ！と言っていた。
こんなに美味しい家庭のご飯を食べたのは初めてだ。
こんな美味しいご飯を毎日食べられる轟さんとエンデヴァーが羨ましい。
そう思いつつ、白米を口いっぱいに頬張る。
轟「(リスみてぇ・・・)」
冬美「(お代わりもたくさんするし、何より食べ方がリスみたいに頬っぺた膨らませて、一口が大きいのかしら？)」
エンデ「・・・もう少し女らしく食べたらどうだ？小動物のようだぞ」
エンデヴァーが呆れたような顔で私に言う。
A「おーははひふ・・・へほーははーひへへー？ほーほーふふっへ？」
エンデ「馬鹿者。飲み込んでから言わんか」
私は言われた通りに飲み込んでから言った。
A「女らしくってどんな感じにですか？小動物って？」
エンデ「冬美みたいに食べろということだ。何より一口がデカすぎる！！ちょっとずつ食え！！」
A「・・・そんなに大きいですかね？」
轟「あぁ。デケェ。リスみてぇだ」
A「リ、リス！？」
私はドングリを口いっぱいに頬張るリスを思い浮かべる。
・・・私、あんな感じなの！？
A「き、気をつけます・・・」
冬美「あらあらいいのよ！可愛いし！」
エンデ「冬美！！甘やかしてはならん！！」
A「じゃ、遠慮なく・・・」
私はテーブルの中央に置かれていた最後の一個の唐揚げ取ろうとすると、ヒョイッとエンデヴァーに取られた。
あぁ！私の唐揚げが・・・！
エンデヴァーが少しニヤリと笑った気がした。
あ・・・これって・・・。
A「エンデヴァー、ワザと取りましたね？」
エンデヴァーはしらけるような顔で言った。
エンデ「いや、たまたま俺が取るのが早かっただけだ」
A「嘘です。ニヤッと笑ってから食べましたもん」
エンデ「さ、そろそろ帰れ。もう8時だぞ」
A「話逸らさないで」
轟「(・・・タガが唐揚げ一個だろ)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 420人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こはる(プロフ) - 07狐さん» うわwほんとですねw直します。ご指摘ありがとうございます！ (2019年2月26日 15時) (
レス) id: fdda178115 (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - ページ39の『ショッピングモール』の後ろから3行目のところ、麗日が裏日になってますよ!、、、今さら過ぎますけどwww (2019年2月17日 3時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - ろくんろーるさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月6日 17時) (レス) id: c6152575f0 (このIDを非表示/違反報告)
ろくんろーる(プロフ) - 面白かったです。頑張ってください (2018年8月6日 15時) (レス) id: cd5461ce24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こはる | 作成日時：2018年7月27日 16時
