エンデヴァー ページ28
その前に、切島さんと鉄哲さんの腕相撲勝負！
どっちも引かずに頑張っていた。
2人とも握力強そうだな・・・、今度、一緒に腕相撲してほしい・・・。
そんなことを考えていると、切島さんがダンっ！と勢いよく鉄哲さんの手を台につけた。
ミッドナイト「勝者、切島くん！！」
おお！やったね！切島さん！
＊＊＊
鉄哲「くそ！もっと鉄分を摂取していれば・・・！」
悔しそうな鉄哲さんに切島さんが手を差し伸べる。
切島「いい・・・勝負だった」
鉄哲さんは切島さんの手を取る。
鉄哲「ッフ・・・。今度会ったら・・・筋金さん、紹介してくれよな・・・」
切島「ん？お、おう！」
＊＊＊
切島さんたちの会話のやり取りを全く見ていなかった私は控え室に向かう途中だった。
遅刻しないように前もっていこうと思ったの。
しかし、角に差し掛かった瞬間、今のNo2ヒーロー、エンデヴァーがいた。
父さんがいた時はNo3だった。
エンデヴァーとは父さんを通じて知り合いだ。
とは言っても話したことはほとんどないけど。
エンデヴァーはギロリと私を睨みつける。
エンデヴァー「貴様は・・・元No2の・・・。うちの焦凍はお前なんざに負けんからな。
焦凍は最高傑作なんだ！」
最高傑作って・・・。
自慢げに笑うエンデヴァー。
私は少しムッとした。
A「最高傑作？轟さんを自分の所有物みたいに言わないでください」
私がそう言うと、エンデヴァーの顔が曇る。
エンデヴァー「黙れ。出来損ないが」
そして私はカッとなって言ってしまった。
A「それって個性のことでしょ！？父さんと母さんの個性を出来損ないっていうの！？」
エンデヴァー「アイツらは弱かった。だから死んだんだ！！」
A「違う！父さんと母さんは強かった！父さんが死ぬまでNo3だったくせに！No2になった途端、何なんですか！？
父さんが生きてれば、あんたは今でもNo3だ！！」
私とエンデヴァーの声が廊下中に響く。
私は大声で叫んで喉がカラカラになった。
これでもかっていうくらい叫んだ。
一瞬、私なのかどうかさえ分からなくなった。
A「はぁ・・・はぁ・・・」
私は体を震わせながら荒い息をする。
エンデヴァー「・・・今に見ていろ。己の無力さを知るがいい」
そう言って、エンデヴァーは立ち去って行った。
目尻からじんわりと涙が出てくる。
自分の無力さくらい・・・もう知ってるよ・・・。
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こはる(プロフ) - 黒いかりん糖さん» ええ！？ありがとうございます！？でもこの小説、結構泣かれる方いるんですよね。嬉しいです！インターン編でも泣く要素あるのでそちらも是非落涙してください！笑 (2019年1月5日 12時) (
レス) id: bae9d6fbe7 (このIDを非表示/違反報告)
黒いかりん糖 - 小説で初めて泣きました(泣) (2019年1月5日 2時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - HARUNAさん» ありがとうございます！嬉しいです！！更新頑張ります！！！！ (2018年7月10日 20時) (レス) id: c6152575f0 (このIDを非表示/違反報告)
HARUNA - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！！！！！ (2018年7月10日 18時) (レス) id: c6018d0b79 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - よしつねさん» ありがとうございます！面白いだなんて言って貰って嬉しいです！これからも面白い作品になるよう頑張ります！ (2018年7月9日 13時) (レス) id: c6152575f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年7月8日 18時
