両想い ページ44
ジェントル「君は！！何の為にヒーローを志す！」
いきなりの質問で驚いたがジェントルも悟ったのか・・・？
僕はあまり干渉させないように話す。
緑谷「同じだジェントル！僕だけの夢じゃない！！！身の丈に合わない夢を！心の底で諦めてしまってた夢を！笑わないでくれた！
認めてくれたみんなに応えたい！辛い思いをしてきた人に・・・
明るい未来を示せる人間になりたい！！」
僕は誰かを笑顔にしたい。
僕は通形先輩やナイトアイ、エリちゃんを思い浮かべた後に筋金さんのことを思い浮かべる。
筋金さんが1人で抱えて苦しんでいた姿を見ると今でも胸が痛くなる。
自分を犠牲にしてまで必死で誰かを守ろうとしていた君も。
小さなことでも一生懸命に頑張っていた君も。
とびっきりの笑顔を見せてくれた君も・・・。
僕は・・・好きだ！
ジェントル「・・・・・・同じ・・・か」
敵がボソッと何かを言ったが聞こえなく、僕は吹き飛ばされた。
そしてまた激しくぶつかり合う。
戦いづらい。
僕と同じ想いを持った人と戦うなんて・・・。
そして遂に敵の強化個性がなくなり、僕は再び地面に押さえつけた。
すると茂みの方から女の子がトタトタと走ってきたかと思うと、僕に押さえつけられているジェントルを見た途端、表情が変わりまた大粒の涙を流して僕を必死で叩いてきた。
ラブラバ「ジェントルを放して！放してよ！嫌よ！
ジェントルが心に決めた企画なの！大好きなティーブレイクも忘れて準備してきたの！
放せ！なにが明るい未来よ！私の光はジェントルだけよ！
ジェントルが私の全てよ！ジェントルを奪わないでよ！」
ジェントル「逃げ・・・なさい」
ジェントルがか細い声で言うが女の子は興奮して聞こえていないようだった。
そして最後にこう言った。
ラブラバ「ジェントルと離れるくらいなら・・・死ぬ！」
死ぬ。
その言葉を聞いた途端、僕の体が跳ね上がった。
下を見るとジェントルが女の子をしっかりと両手で抱きしめていた。
その先には見回り警備に当たっていたハウンドドッグ先生とエクトプラズム先生が。
まさか・・・僕を逃した？
ジェントル「そのまま失せたまえ。緑谷出久くん。
彼女の為に。彼女の明るい未来の為に・・・」
緑谷「ジェントル・クリミナル！」
そう叫んだ僕の声は届かず、とうとう先生たちに見つかってしまった。
ジェントル・クリミナルはしっかりとラブラバを抱きしめ、静かに言った。
ジェントル「雄英・・・。
自主がしたい」
ラブラバ「ジェントル・・・！うわあああ！！」
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雨宿りフクロウ(プロフ) - お話読ませていただきましたけ。とっても面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 13時) (
レス) id: ea93b4c79d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 最近涙腺が緩くなってきて・・・・感動もの見るとすぐ涙がエンデヴァ―のぱぱんぶり最高っす！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - ベルさん» お涙ちょうだいしました！ありがとうございます！ (2018年9月17日 11時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 私も涙出てきました…… (2018年9月15日 0時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
こはる - のるぽさん» お父さん感やばい・・・自分でも書いててェ、エンデヴァー！！てなりましたｗ読んでくださってありがとうございます！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年8月31日 1時
