待ちに待った日〜緑谷side〜 ページ43
僕はジェントルに首を叩かれ気絶させられるところだったが即座に左手で防いだ。
僕はもっと強くて速い人とたくさん戦ってきた・・・。
こんなところで負けるわけには・・・！
緑谷「まだ負けてないぞ！！」
そう叫んでスマッシュを撃つ。
その時、文化祭開始の放送が鳴った。
雄英からは楽しそうな音楽と賑わいが聞こえてくる。
僕は幸せそうに笑って楽しんでいるお客さんやみんなを思い浮かべる。
みんなの為にもここで絶対食い止めなきゃ！
緑谷「頼むから・・・止まってくれ！！」
激しく戦う中、女の子が大粒の涙を流して叫んだ。
ラブラバ「ジェントル！ごめんなさい。ごめんなさい！！愛が・・・・・・足りなかった！！」
女の子がそういうとジェントルは歯を食いしばって言った。
ジェントル「君の想いが足りないなど、誰が証明できよう！
ジェントリーサンドイッチ！！」
緑谷「っ・・・！」
僕は空気を固めたような丸い円型のものを何層にも重ねられ地面に押さえつけられる。
重い・・・苦しい！
早く抜け出さなきゃ！
そう思ってジタバタしているとジェントルは急に悲しそうな表情を浮かべて言った。
ジェントル「サンドイッチは薄い程上品んとされる食べ物である・・・。幾重にも重ねるのは好みじゃない。しかしそれでも成し遂げたい。中年の淡い夢だ・・・。
歴史に！後世に！名を残す！この先いつも誰かが私の生き様に想いを馳せ鐘形する！
この夢もはや私1人のモノではない。
今日は偉業への第一歩。諦めろと言われて諦めれる程軽くはない！
君も雄英生なら夢に焦がれる想い、おわかりいただけよう！！」
そう言って再び攻撃してきたが僕はサッと避けて言った。
緑谷「何で・・・そこまで分かってて何で文化祭だ！！何で雄英の想いを踏みにじれるんだ！！」
僕たちは激しく戦いながら叫び合う。
ジェントル「それはもうそういうもんだろう！！」
緑谷「夢の為ならっ！人の頑張りも！！そこに懸ける情熱も！
笑い方を知らない女の子の笑顔も！！奪えるのか！！
笑い方を忘れていた女の子の笑顔も！！奪えるのか！！」
ジェントル「それが夢を叶えるということだ！芯が無いと嘲笑うがいい！！それでも結構！！私は・・・」
緑谷「笑わないよ！ジェントル・クリミナル！」
この時僕は悟った。
この敵は僕と同じだって。
だからジェントルの気持ちは痛いほど分かってしまった。
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雨宿りフクロウ(プロフ) - お話読ませていただきましたけ。とっても面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 13時) (
レス) id: ea93b4c79d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 最近涙腺が緩くなってきて・・・・感動もの見るとすぐ涙がエンデヴァ―のぱぱんぶり最高っす！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - ベルさん» お涙ちょうだいしました！ありがとうございます！ (2018年9月17日 11時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 私も涙出てきました…… (2018年9月15日 0時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
こはる - のるぽさん» お父さん感やばい・・・自分でも書いててェ、エンデヴァー！！てなりましたｗ読んでくださってありがとうございます！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年8月31日 1時
