文化祭前日 ページ40
＊文化祭前日＊
芦戸「ツートントン、ツートントン、ッパ！で、青山中央、緑谷ハケる！」
青山「ウィ☆」
緑谷「ラジャ！」
今日は文化祭前日ってことで皆で合同練習！
いよいよ明日かぁ・・・。
失敗しないように頑張らなきゃ。
私は舞台を見ながら入念に柔軟をする。
するとふと隣に座っていた瀬呂さんと切島さんが言った。
瀬呂「始める前は素人芸が・・・って不安だったけどバンド隊もダンス隊も素人以上のモンになっちまったなァ。芦戸も意外と鬼コーチだったもんな」
切島「好きだからこそガチでやれるんだろうな・・・！音で殺る宣言で昂ぶったんはバンド隊だけじゃねー。それに筋金の思い出宣言の影響もあるだろうな」
A「思い出宣言？」
会話の中に私の名前が出てきて、私は一時柔軟を辞め切島さんたちの方を見る。
切島「あぁ。あん時、筋金が気持ち伝えてくれて俺ら嬉しかったんだぜ！」
瀬呂「前までは俺らと壁作ってる感じ凄かったもんなー。今じゃこんな丸くなりやがって」
切島さんのあの時っていうのは、私が「最高の思い出にしたい」って言った時かな？
それに瀬呂さんが言った壁を作ってる感じって・・・私ってそんなに皆に冷たく当たってたの！？
私はズーンっと気持ちが下がって両足を床につけしゃがんでから瀬呂さんたちに背を向けて右手の人差し指を床につけグルグルと小さな円を描きながら言った。
A「私ってそういう風に思われてたんだね・・・。あぁそっか・・・。だから小学校の時も中学の時も友達少なかったのか・・・・・・」
瀬呂「わ、悪かった筋金！今はそんな風には思ってねーぞ！？」
切島「どこまで丸くなってんだ！？それに沈みすぎだろ！！」
切島さんが私にツッコミのような形で言ったときいきなりガァン！とドアが開いた。
ハウンドドッグ「モウ！ガルルル9時ダロ！？生徒はァアアア9時まデダロォ！！」
ハウンドドッグ先生に怒られて私たちはそそくさと寮へ帰った。
寮へ帰ってからは用具の点検をしたりダンスの振り付けを確認したり・・・。
私は合同スペースでスケート靴を磨いていた。
光にかざすと刃の部分がキラッと光る。
よし！これで綺麗になった！
すると芦戸さんがソファから立ち上がり「そろそろガチで寝なきゃ」と言い、その言葉で皆それぞれの部屋へ帰る準備をするけど切島さんが止めた。
切島「ちょっと待ってくれ！また明日やると思うけど・・・夜更かし組！！一足お先に・・・絶対成功させるぞ！！」
全員「「「オーー！！」」」
最高の思い出にするぞ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 707人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨宿りフクロウ(プロフ) - お話読ませていただきましたけ。とっても面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 13時) (
レス) id: ea93b4c79d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 最近涙腺が緩くなってきて・・・・感動もの見るとすぐ涙がエンデヴァ―のぱぱんぶり最高っす！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - ベルさん» お涙ちょうだいしました！ありがとうございます！ (2018年9月17日 11時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 私も涙出てきました…… (2018年9月15日 0時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
こはる - のるぽさん» お父さん感やばい・・・自分でも書いててェ、エンデヴァー！！てなりましたｗ読んでくださってありがとうございます！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こはる | 作成日時：2018年8月31日 1時
