役割分担！ ページ27
＊数日後＊
私たちはインターンの分の授業の穴埋めで受けていた補習を終えることが出来、今日から文化祭の出し物について本格参加！
私たちA組はバンドが出し物みたい。
でも私はあんまり楽器とか弾けないからちょっと不安。
裏方とかあるなら出来ればそっちの方にいきたいなぁ・・・。
今は役割分担で、まずはバンド隊から。
麗日「へ？歌は耳郎ちゃんじゃないの？」
耳郎「いや、まだ全然・・・」
麗日さんが耳郎さんを推薦したけど、耳郎さんは手を横に振って少し拒んでいた。
耳郎さん、音楽好きなのにやらないのかな？
あ。ギターとかベースの方がしたいのかな？
私がそんなことを考えていると切島さんと峰田さん、青山さんがボーカルをしたいと言い出した。
でも3人とも、歌は上手だと思ったんだけどバンド向きじゃないと言うか・・・。
やっぱり耳郎さんの方がいいんじゃないかな？
そう思って私はスッと手を小さく挙げて言った。
A「私も耳郎さんがいいと思う」
そう言った途端、ギロッと3人に見られたけど気にしない気にしない・・・。
すると葉隠さんが明るい声で言った。
葉隠「Aちゃんは？意外に才能発揮する時あるし！」
A「え！？私！？」
驚いて思わず自分の顔を指で指す。
麗日「確かに良さそう！」
上鳴「筋金は爆豪と似て、才能マンなとこあるからな！」
葉隠「ま！とにかく歌ってみてよ！」
グイッと葉隠さんにマイクを押し付けられる。
A「ちょ、ちょっと！私、そんなに上手くないよ！」
葉隠「そう言ってAちゃんは才能を発揮する！さ！早く歌って！」
A「えぇ・・・」
私は渋々マイクを受け取った。
歌・・・そんなに得意じゃないんだけどな・・・。
でも、私が歌わなきゃ次に進めないし精一杯歌おう！
そう思って私はマイクをギュッと握って歌った。
するとみんなは耳を塞いでゲンナリとした顔をしていた。
A「どうだ・・・」
「どうだった？」と言い終える前に葉隠さんが明るい声で言った。
葉隠「私も耳郎ちゃんだと思うんだよ！前に部屋で教えてくれたとき、歌もすっごくかっこよかったんだから！」
そう言うと葉隠さんは私が持っていたマイクをバッと取って、今度は耳郎さんに押し付ける。
結局、私の歌はどうだったんだろう？
いくら聞いても苦笑いされるか別の話題を出されるだけで終わってしまった。
唯一答えてくれたのは轟さん。
きっぱり「お前、音痴だったんだな」って言われた！
うう・・・。もう2度と歌なんて歌わない！
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雨宿りフクロウ(プロフ) - お話読ませていただきましたけ。とっても面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 13時) (
レス) id: ea93b4c79d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 最近涙腺が緩くなってきて・・・・感動もの見るとすぐ涙がエンデヴァ―のぱぱんぶり最高っす！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - ベルさん» お涙ちょうだいしました！ありがとうございます！ (2018年9月17日 11時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 私も涙出てきました…… (2018年9月15日 0時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
こはる - のるぽさん» お父さん感やばい・・・自分でも書いててェ、エンデヴァー！！てなりましたｗ読んでくださってありがとうございます！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年8月31日 1時
