私とエンデヴァー ページ14
A「っはぁ・・・はぁ・・・！」
私は病院の廊下を走る。
歩いている人を掻き分け、看護婦さんに注意されても走り続けた。
全然頭が追いつかなかった。
自分が何処に向かっているのか、何をしようとしているかさえ分からない。
ただあの場から逃げたかった。
心の何処かでナイトアイは死ぬはずがないと思っていた。
だけど・・・。
だけどさっき息をひきとった。
周りのみんなも悲しんでいた。
あの時と同じだ。
父さんと母さんのときも・・・ウォーターホースのときも・・・！
みんな悲しんでた。
みんな泣いてた！
私も悲しかった！
私も泣いてた！
あんな痛い思いは２度としたくないって思ってたのに！
私はついに病院を飛び出した。
そのときだった。
ドンッと誰かにぶつかった。
A「すみません・・・」
私は俯いてペコッと会釈をして再び走り出そうとしたときだった。
エンデ「A？」
頭上から聞き覚えのある声がした。
パッと上を見上げると、そこには片手に花を持ったエンデヴァーがいた。
A「エンデ・・・ヴァー！」
エンデ「・・・！」
私はエンデヴァーの顔を見た瞬間、泣いてしまった。
何故か安心してエンデヴァーに思いっきり抱きつく。
エンデヴァーはしゃがんで、私はエンデヴァーの肩の上で泣きながら言った。
A「どうしよう！ナイトアイが死んじゃった・・・！私・・・私・・・・２度とこんな思いしたくなかったのに！なんでいつもこうなっちゃうの！？教えてよ！！エンデヴァー！！」
エンデ「・・・」
エンデヴァーは私の背中をそっと撫でて言った。
エンデ「・・・人は前を向いていかなければならぬ。そうせん限り、人は生きてはいけまい。残された者はそうする運命にあるのだ。
前だけを見ろ。
決して後ろは振り向くな。
強くなれ。
A」
A「うう・・・！ううう！！」
エンデヴァーが側にいると安心する。
いつからか、私はエンデヴァーを父的存在だと思っている。
だから頼っちゃう。
親戚からエンデヴァーは私の父親代わりになるよう努めていると聞いたけど本当だった。
ありがとう、エンデヴァー。
私・・・エンデヴァーのことが・・・・・。
大好きだ。
その後、私はエンデヴァーの肩の上で泣き続けた。
エンデヴァーが持っていた花。
それはピンクのバーベナ。
花言葉は
「家族愛」
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雨宿りフクロウ(プロフ) - お話読ませていただきましたけ。とっても面白かったです。これからも頑張ってください！ (2018年12月25日 13時) (
レス) id: ea93b4c79d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 最近涙腺が緩くなってきて・・・・感動もの見るとすぐ涙がエンデヴァ―のぱぱんぶり最高っす！ (2018年9月17日 14時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
こはる - ベルさん» お涙ちょうだいしました！ありがとうございます！ (2018年9月17日 11時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - こはるさん» 私も涙出てきました…… (2018年9月15日 0時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
こはる - のるぽさん» お父さん感やばい・・・自分でも書いててェ、エンデヴァー！！てなりましたｗ読んでくださってありがとうございます！ (2018年9月14日 0時) (レス) id: 25b0c3db7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはる | 作成日時：2018年8月31日 1時
