第11話 ページ12
「ただいま」
A「！ おかえりなさい」
「ただいま・・・・誰だ？」
倉庫からキッチンへ戻る途中、丁度よく誰かが帰宅した。Aの顔を見るなり、驚き眉をひそめた。
A「今日からお世話になります、いづみの妹のAです。よろしくお願いします。」
「いづみ？あ〜監督の妹・・泉田莇、よろしく」
近寄ってきてくれた流れで同じくハグ＆キスをした。
制服を着ているから若いと思うんだけれど、他のみんなみたいに赤面したりしない。慣れてるのかしら。
自身の頬に手をやり、その手をじっと見て動かない。
もう遅いし、ご飯温めとこう。
「○×△/#@!?!ー！！！！」ーバタンー
キッチンへ行こうと背を向けた瞬間
背後から声にならない奇声と大きな物音が。
振り向くと莇くんが倒れていた。
A「え？莇くん？？」
左京「ちっ。遅かったか！」
九門「あーー、莇ー！！」
キッチンからはドタドタと左京達が駆け寄り
莇を男4人で囲み覗き込んだ。
しっかりと意識はあるが顔は真っ赤で、今にも泣き出しそうに眉をハの字にして、唇をくっと噛んでいた。
九門「莇〜大丈夫かぁ？」
心配しながら、莇の上半身を起こさせる。
A「あ、莇くん？大丈夫？？」
莇「！///」
みんなより数本背後で様子を伺っていた。
心配で声をかけると莇くんと目があった。
A「具合悪いんじゃないですか？」
近づき九門くんの横に私も覗き込むようにしてしゃがんだ。
莇「うわ〜〜〜！！///」
私がしゃがむのと同時に莇くんは立ち上がった。
あら、景色が逆転。
今度は私が見上げる側になった。
A「莇くん？？」
な、な、な、な、なんなんだ！？
この女は！！
いき、いきなりだ・抱きついて////
キ・キ・キスしたか？俺に？
は？は？は？ありえねーーー！！
こ、このっっっ
莇「破廉恥女ーーーー！！！！」
叫びながら自室へ向かって行ってしまった。
破廉恥女？ハレンチ女？？わたしが？
なんで？？？
九門「俺、莇とこ行ってくる！」
と九門くんも後を追って行ってしまった。
椋「莇くん、女の子苦手というか緊張しちゃうみたいなんです；」
緊張？？逃げ出す程？今までに経験した事のない対応だわ。とても興味深い。
左京「先に言っときゃあよかったな。坊はあんなんだから無闇に近付いてくれるな。ただでさぇお前さんは距離がちけぇ」
A「・・・・気を付けます」
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リンカリン(プロフ) - とても面白いです！是非続きをお願いします！ (2020年12月29日 23時) (
レス) id: 09741b524d (このIDを非表示/違反報告)
Ho7mI(プロフ) - HIKARUさん» 初めてコメントいただきました！嬉しいです。ありがとうございます。マイペースな更新になりますが気長にお待ちいただけると嬉しいです。 (2020年11月14日 21時) (レス) id: d95666723e (このIDを非表示/違反報告)
HIKARU(プロフ) - 面白すぎます!応援してます！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年11月12日 0時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ho7mI | 作成日時：2020年10月30日 0時
