交際秘密にしてます (ページ42)

今日:53 hit、昨日:28 hit、合計:713,390 hit

42 ページ42

mgr side

メンバーに言ったのはいいものの、
特に何も変わらなかった。

たまに、仕事終わりに康二に惚気るだけ。

よく考えたら、
しょっぴーもずっとAの話してるわけないし、
みんな大人だからそうそう騒がない。

じゃあここ数日はなんだったんだって考えたら、
偶然に偶然が重なったんだろうな。

ふっかさんのドラマとか、雑誌の撮影とか。

向「めめー、今日飲み行かへん？」

「んー、良いよ」

ラ「え、俺も行く！！」

3人の仕事の後、俺たちはグループ行きつけの
居酒屋に行った。

「ラウールも飲めるようになったんだよなぁ」

ジョッキを持っている最年少を見て、
わざわざファミレスに連れてってた時を思い出す。

向「ほんま大きなったし、よく飲むよな。ふっかさんより飲めるんやない？」

ラ「うん。この前、ふっかと岩本君と飲みに行ったら
俺が1番飲んでた」

向「もう俺らおじさんやもんな、めめ」

「俺まだ20代だから」

向「そうやった、こいつ」

康二のラリアットをかわしていると、
テーブルの上に置いといたスマホがブブと震えた。

ラ「メール？？」

「ん。あー、Aだ」

向「桂さん？早く帰ってこいって？？惚気か？？」

「誰もそんなこと言ってねぇよ」

ラ「なんだって？」

「帰りにチョコ買ってきてだって」

向「なんで？好きなん？チョコ」

「曲作ってると、脳みそ使うから、糖分が欲しいって言ってた」

ラ「「脳みそ使う」？笑」

向「何買うん？アルフォートとか？」

「いや、板チョコ」

ラ「ﾌﾞｯ、板、チョコ、笑笑しんどい」