交際秘密にしてます (ページ36)

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girl side

よく寝たからか、ドクドク言ってた心臓は元に戻ったけど、軽い目眩・立ち眩みが治らない。

視界がぐるぐるしてたところで、マネージャーの
中西さんが楽屋に入ってきた。

中西「Aー？起きた？大丈夫？」

『大丈夫じゃない。これはヤバい』

中西「あと20分でリハーサルだけど、ずらしてもらおうか？」

『んー、、やる』

中西「無理してない？」

『してない。寝たから平衡感覚崩れてるのもあると思うんだよね』

中西「目黒君は？」

『何も言わないで』

蓮がメンバーのみんなに伝えたことは言ってある。

だから、蓮をここに呼んでも良いって
中西さんはそう思っているはず。

けど、私は嫌。

蓮の仕事に少しも迷惑かけたくない。

私も中西さんも慣れてるし、
生放送前にこうなるのは初めてだけど、
自分の体は自分で管理できる。

中西「目黒君からね、
なんかあったら飛んでくんで、すぐに連絡ください。
ってメッセージが来たの」

『えー、良いよ。本当に飛んでくるから』

中西「まぁ、倒れたりしたらさすがに伝えるわ。
それより、」

『何？』

中西「良い恋人持ったね」

『…ありがとう』

中西さんは、初め、私たちの交際に反対していた。

仕事に支障をきたすから。

それは杞憂に終わり、私たちはうまくやっている。