交際秘密にしてます (ページ24)

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mgr side

「でもさー、別にもう紹介しても良くない？」

『えー、やだー』

と言いつつも、前ほど嫌がらなくなったA。

ハプニングでバレても許してくれそう。笑

「ー、佐久間くんには会いたくない？」

『んー、自分のファンっていうか、オタクが身近にいるって、なんか気持ち悪くないかな』

「いいんじゃね？あの人もオタクだし」

『うん。そこは相容れられると思ってる』

「思ってんのかよ笑笑」

『笑うーん、心の準備させてー』

「はいはい」

うーん、うーん、とうなっているAは、
もう肉は全然食べてなくて、そろそろお開きかな。

俺が最後の肉を食べ終え、残っていたビールを
飲んでから席を立つ。

『食べたね』

「明日、お腹痛いとか言うなよ」

『大丈夫だよー』

レジに伝票を持っていって、会計は2人で割り勘。

この人、奢らせてくれるの、誕生日かクリスマスくらい。

ごちそうさまでしたー、と言って店を出て、
またタクシーに乗って家に帰った。

まさか、同じ店にメンバーがいたとも知らずに。

次の日、レッスン室に入ると、
阿部くんと佐久間くんにガッと腕を掴まれた。

「何、何、何、」

佐「いいから来い！連行だ！！」

どこに？！

と聞くまでもなく、部屋の隅に連れて行かれる。

佐「お前、昨日、焼肉行っただろ」

え、もしかしてバレた？

阿「一緒にいた子、彼女？？」

コクリと頷けば、手の力を緩める2人。

佐・阿「めっっっっちゃ可愛かったよね？！」

「はい、、え、はい、可愛いっす」

ん？と思って2人の顔を見ると、
「うおー、羨ましいぃぃ」「いいなぁ、いいなー」
とつぶやいている。

バレてないのか。

良いような、悪いような。