交際秘密にしてます (ページ22)

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mgr side

スタジオの出口(正面じゃない方)でAを待つ。

飯、どこ行きたいって言うかなー。
でも、あいつ、食わないからなー。

とか考えていたら、『蓮〜』と聞き慣れた声。

「おー、おつかれー」

『おつかれ〜』

さっき会った時とは違う、
眼鏡かけて、髪下ろした、完全オフのA。

「お前、可愛いな」

『はい？…思ったことをすぐ口にしすぎなのよ』

赤くなったAの頭を撫でて、「どこ行くー？」
と聞く。

Aは、『焼肉！！』と答えた。

「え、食べれんの？」

『食べれるよ。今日、お腹空いてるし』

「ふーん。じゃあ、あそこでいっか。行こ」

前の通りでタクシーをつかまえて、
メンバーとも行ったことのある焼肉店へ移動する。

店に着くと、中は美味しそうな匂いに包まれていて、
腹がグーと鳴った。

俺のかAのかはちょっとわかんないけど。

個室に通してもらって、
とりあえず2人とも生を注文する。

『かんぱ〜い！』

Aはまだ飲んでないのに、ハイテンション。

『めっちゃ久しぶりだよね、外でご飯食べるの』

「Aが作っちゃうからね」

『特別なことないと、私引きこもりだもんね』

すごく楽しそうなAを観察していたら、
すぐに肉が運ばれてきた。

「『いただきます』」

「あぁ、美味ぇ」

『笑笑 YouTube見てるみたい』