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ヌナとはその後も連絡がとれないまま、1週間が過ぎた。
いよいよ心配だ。
つか、俺の我慢も限界。
なんで！
なんで連絡つかないんだよ！！
宿舎に帰るなり、ミンソギヒョンに詰め寄った。
CY 「ヒョン！」
小さなヒョンが文字通り飛び上がって、振り向いた。
XIU 「ビックリした！！なんだよ！」
CY 「一緒に飲もう！」
XIU 「いいけど、どうしたんだよ、勢いすごすぎ。なんか相談？」
CY 「そう、ヌナのこと！」
XIU 「あー、はいはい、エリちゃんのことね」
俺は事前に買い込んでおいた、ヒョンの好きなお酒を手早く準備する。
ヒョンが笑いながらそれを見て、こちらに歩いてきた。
XIU 「ずいぶん、手際がいいな 笑」
CY 「そりゃ、いろいろ聞いてもらわなきゃだから…」
XIU 「で、なに？相談って」
CY 「ヌナが今どうしてるか、知ってるかな？と思って…」
XIU 「ん？」
CY 「俺…ヌナとこれで1週間、連絡とれてなくて…メール送っても返事がないんだ。電話も出てくれない」
ヒョンのネコのような目が、じっと俺を見てる。
XIU 「ふーん」
CY 「ふーんって…」
XIU 「お前にしては、よくもったなあと思ってさ」
CY 「どゆこと？」
XIU 「エリちゃん、今、中国行ってんだよ」
CY 「…えっ？」
XIU 「ちょうど1週間たったけど、あと1週間、中国。仕事でね」
中国…
CY 「でも、俺にはそんなこと一言も…それに中国行っても、俺にメールくらいできるでしょ、どんなに忙しくても」
XIU 「それがエリちゃん、プライベート用のスマホ、マンションに忘れて出国しちゃったらしくて」
CY 「でも！ミンソギヒョンには連絡してるんでしょ？だったら、俺にだって…！」
XIU 「仕事用のスマホには、CBXのメンバーの携帯番号が入ってたから、俺とは連絡できたけど、チャニョラの番号は、そこに入ってなかったんだよ」
…
XIU 「だからエリちゃん、俺にチャニョルの番号聞いてきたんだけど…」
だけど？
XIU 「断った」
CY 「なんで！！」
ヒョンは楽しそうに笑いながら、ぐびぐびとお酒を飲み進めてる。
XIU 「あはははは！ お前、からかうの、楽しいなー♪」
CY 「ヒョン！」
XIU 「ま、ね、今お前もドラマ撮影で忙しいし、エリちゃんも中国出張で忙しいから、2人のこと考えて、教えなかったの♪」
♪、じゃないよ、ヒョン…
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作者名：rainy day | 作成日時：2019年7月16日 1時
