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日本人スタッフとの夕食を終えて帰ってきた3人は、ご機嫌だった。
意外にも気を使いまくって疲れるタイプのベッキョンは、早々に就寝。
アルコールを飲んでも飲まなくても賑やかなジョンデは部屋に押し込んで
いつもよりうんと機嫌のいいミンソギヒョンに、俺は近づく。
XIU 「おーぅ、ちゃにょら〜、俺の可愛い弟〜」
まあまあ酔っているヒョンを介抱するふりをしながら、肩を貸す。
CY 「ヒョン、楽しかった？」
XIU 「楽しかったよ〜 みんないい人ばっかりだからさぁ〜 次のmagical circusも大成功だな〜 こりゃ♪」
CY 「ヒョン、日本語もだいぶ上手くなったしね」
XIU 「お前には、かなわないけどなぁ〜」
恋人が日本人だと、日本語うまくなるよね。
CY 「スタッフさんたち、いつ帰国するの」
XIU 「明後日かな〜 まだ、細かい打ち合わせがあるらしいから〜」
CY 「ヒョンたちも打ち合わせあるの？」
XIU 「俺たちはもうないけどぉ〜 でもせっかくだから、こっちにいる間は、ソウルのいいとこ紹介したいなあ〜って思ってる」
CY 「じゃあ、明日も？」
XIU 「おぅ、明日も帰り遅くなるから頼むな、ちゃにょら〜」
これ、高確率でエリって人を、どっかに連れてくよね。
もちろんヒョンのことだから、2人きりで行動はしないだろうけど。
CY 「どこ考えてるの？」
XIU 「んー、宮廷料理の美味しい店行きたいし、ソウルの夜景も見せたいな〜」
まんま、デートじゃん。
CY 「俺、車出そうか？」
XIU 「え？」
CY 「俺の車大きいから、何人か乗れるよ？」
XIU 「いいよ〜 お前を足に使うなんて悪いよ〜」
そう言いながら、ヒョンの気持ちがそっちに傾いているのがわかる。
CY 「たまにはヒョンの役に立ちたいから、明日、俺を使ってよ」
XIU 「お？ おお…ありがとな、ま、大丈夫だと思うけど、もしなんかあったら頼むわ」
CY 「じゃ、俺、スマホ握りしめて、ヒョンからの連絡待ってる ♪」
XIU 「気持ちわりーよ 笑」
ヒョンは、ははははっ！と高らかに笑いながら、俺の背中をバシーン！と叩いて去っていった。
へへへ
これで明日、エリって人を観察できる。
ヒョン好みの女の子にして、ヒョンを喜ばせてやろう！
俺って、天才？！
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作者名：rainy day | 作成日時：2019年7月16日 1時
