魔法をかけて (ページ15)

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目…真っ赤じゃん…
白目が真っ赤だよ。
これじゃ、綺麗な瞳がかわいそうだし…台無し。

XIU 「そんな目赤くて…痛くない？」

立ち上がって、彼女の目線にまでかがんで、目をのぞきこむヒョン。

「今は痛くないけど…レンズ外すときは痛かったよ」

XIU 「目薬、必要なんじゃない？俺、持ってたかな…」

CY 「俺の、あげるよ」

実は俺もたまにやっちゃうんだよね、コンタクトに手こずって、目を赤くしちゃうこと。

カバンから目薬を取り出した。

でも…

うーん

この人、自分で目薬、させるかなぁ

俺の知る限り、この人が自分でさせるように思えない。

「目薬…」

案の定、俺の手のひらにのってる目薬を見て、かたまっている。

CY 「もしかして…」

俺は、じりじりと彼女に近づいた。

CY 「目薬、さしてあげるよ」

なぜか、後ずさる彼女…

とうとう壁際にまで追い込んだら、彼女は両手を振って、目を閉じた。

「… 目薬… 苦手！！」