【銀魂ﾄﾘｯﾌﾟ】恋動の幕末

♯2 ページ36

ー土方サイドー




「ざけんな。この隊に女なんざいねーじゃ
ねェか。…くそ、作戦の練り直しだ」





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よりによってそんな日を選ぶたァ
奴らもそれほど馬鹿じゃねェか、





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「いや！そんな必要はないぞ！トシ！」


「…どっからでてきたんだ、近藤さん」





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突如として姿を現したのは近藤さん
…理由はあえて言わんが、ボロボロである





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「女がいないならば、…作ってしまえば
いいだろう！」


「どうやって」





また突拍子もないことをいいだしたもんだ。






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「だーかーら！女装すりゃいいだろ、誰かが」





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「「むり」」

「いーや！不可能などない！
どうだ総悟。一肌ぬいでみんか」




「なんで俺にふるんですかィ
それ一肌どころじゃねェですよ。全身の
あらゆる皮をひんむがれる感覚でさァ」





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女装などというふざけたことは
最初から論外だ。

そんなガタイのいい女を連れ歩くのも気色悪ィ





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「しかたない。……俺がやる！
ゴリ子、一肌ぬぐわ！」

「根本的なもんが何も解決してねーよ」




それどころか悪化してんだろそれ。





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うーん、とうなる俺たちのあいだに
安定の気だるい声が響く






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「……んなふざけたこと考えなくても
俺がちゃんと助っ人用意してまさァ」



「まじでか」


「でかしたぞ総悟！」





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「ちゃんと女だよな。雌豚とかじゃねーよな」


「ええ。……れっきとした女でさァ。」





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どうぞ、という総悟の声とともに
スッと開いた引き戸






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「ーーーー…なっ、」




「ど、どうも…お久しぶりです」





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ごっつ知り合い。がっつり知り合い





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「ななななにしてんだこんなとこでっ…
どうしてお前が、」


「いや、どうもこうも……ーーーーーー」





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困った顔でここまでの経緯を話し出した
今回の助っ人ーーーーー……もとい如月A

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