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ピンクの靄 ページ7

やってきたのは、先日常連に名を連ねた天パのお兄さんの営むお店。万事屋と言うらしい。


ちなみに私の言う常連とは、来店した回数に
応じるものではない。

きっとこれからも来てくれる客だろうという
推測からくるものだ。ーーすなわち、名刺に
よれば坂田銀時さんというらしいその男には
私の信者になる素質があると踏んだわけだ。






「ーーーで、何の用だ」
「実は私、見えてしまったんです・・!」




・・だがまあ、今回は占いにきたわけでも
万事屋という何でも屋に依頼を持ってきた
わけでもないのだ。ーーそれよりももっと
重要なことがあって。







「私、毎日就寝前に自分の将来を占っている
のですがね!」

「・・・」


「昨日の占いで、・・何と!

ーーーあなたのお顔が浮かんだのです!
ハイこれが用です!おわかりで!?」


「いやわかんねーよ。お前が寂しい奴だって
こと以外わかんねーよ」





何と。自分なりにわかりやすく説明したつもり
だったのだけれど。

それに、一つ誤りがある。私は寂しい奴じゃ
ない。生まれてこのかた、一人の時も多かった
けれど、というか今も一人なのだけれど、
寂しいと思ったことはないし。





「何というか、こう・・水晶玉の中に、
稀に見るピンクの靄が浮かび上がって、その中に見えたんですよ!あなたが!」


「・・・銀ちゃん、どこでそんな破廉恥な
薬ばらまいてきたアルカ。この女、わけのわからない幻覚症状が出てるネ」

「ほらァア!!お前のせいで変な誤解が生まれてんだろーが!」

「誤解とは何のことですか!占い師は真実を
教え導いて差し上げるのが仕事です!
嘘はつきません!」

「そういう問題じゃねーんだよ!
何なのお前!?」


「占い師です!」
「もういいわ!」




普通は、オレンジやら青やら、そんな靄の中に
ラッキーアイテムやら明日通るであろう道やらが浮かび上がるはずなのだが、

・・ピンクの靄。ーーしかもその中に人が
見えたというこの現象は、









「ーーーそう!・・あなたは私の恋人です!」




「・・・・は?」






聞いたことがある。ピンクは恋の色。
すなわちピンクの靄は、私を恋道に導くのだ。

まさに今→←あの時の、



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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 万事屋   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!訂正いたします! (2017年5月3日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - スピリチュアルのところで、「今呪い殺した“胃”相手とかいない?」になってます! (2017年5月2日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - しらたま。さん» ありがとうございます!楽しんで書かせていただくので、皆様にも伝えられる作品にしていきたいと思います!よろしくお願いいたします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 戦胡蝶さん» ありがとうございます!そう言っていただけると、救われます!笑。最初の1話しか考えてなくて、今迷走中です!作者と夢主の暴走を、見守ってください! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 有難うございます!私まで頭の中がハチャメチャになっちゃうような作品を目指します!笑。的中率は上がるのか!?みたいな…。ノープランで書いてます!ぜひおヒマな時にでもよろしくお願いします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年4月23日 0時

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