結論 ページ37
ー銀時サイドー
久々に万事屋の扉を叩いたのは、何日かぶりに
嬉しそうな顔をして現れたAだった。
見覚えのある水晶玉。
どうやら俺を占うつもりらしいのだが。
「ーーービビデバビデブー!!!!」
「いやそれ絶対違うと思う」
手をかざし、そいつの口をついて出た呪文は
占いとは斜め45度外れたものだった。
なんだ。俺はまさか人造人間にでもされて
しまうのか。もしくは変な呪いでもかけられる
のだろうか。・・どっちも嫌だ。
「ーーーハイ出ました!!」
「あ、ちゃんと出るんだ」
「坂田さん、ヤバイですよ・・これは!」
そして、輪をかけて不安しか煽らないのだから
大したものだ。占い師とは、人を安心させる
ためにいるのではという俺の偏見。
「あなたこのままだと・・、将来的にパフェが
食べられなくなります!!!」
「な、何だとォォオ!?」
一大事である。こいつの占いの的中率が20%なのはわかってる。・・・が!それでも何でも、
俺のパフェ人生が20%の確率で無くなるとしたら、それはとんでもねェ大惨事なのである。
「俺は、どうすればいい!?」
「今現在、糖尿病を患っていらっしゃる!」
「・・・・・珍しく当たるじゃねーか」
「すばり!ーー対策としては、甘味を食べる
頻度を減らしましょう!」
やはりそうだ。こいつの占いは、俺にとって
不幸な結果ばかりを示すのだ。
「・・ほとんど医者アルナ。安上がりネ」
「そうですね。銀さんの人間ドックは、これからAさんにしてもらいましょう」
「テメェら!上司の健康をこの胡散臭い水晶玉に預けるつもりか!」
「私は構いませんですよ!」
「俺は嫌だ!」
どうしてくれよう、この状況。
つまるところ、俺は20%の確率で甘味を
食べられなくなるわけか。
糖尿病が末期に達すると。
・・いやそりゃ、医者の忠告無視して規定以上の頻度で甘いもん食ってっけど。そんなの可愛いお茶目じゃねーか。一生食べられない刑に
科されるような罪じゃねーじゃねェか。
「大丈夫ですよ坂田さん!私がついてます!」
「もうどうとでもなれ」
ーーー結論。
俺は、こいつの水晶玉に嫌われている
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シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!訂正いたします! (2017年5月3日 9時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - スピリチュアルのところで、「今呪い殺した“胃”相手とかいない?」になってます! (2017年5月2日 14時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - しらたま。さん» ありがとうございます!楽しんで書かせていただくので、皆様にも伝えられる作品にしていきたいと思います!よろしくお願いいたします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 戦胡蝶さん» ありがとうございます!そう言っていただけると、救われます!笑。最初の1話しか考えてなくて、今迷走中です!作者と夢主の暴走を、見守ってください! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 紫蘭さん» 有難うございます!私まで頭の中がハチャメチャになっちゃうような作品を目指します!笑。的中率は上がるのか!?みたいな…。ノープランで書いてます!ぜひおヒマな時にでもよろしくお願いします! (2017年4月26日 13時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュシュ☆☆ | 作者ホームページ:
作成日時:2017年4月23日 0時