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オオカミ少年 ページ24

「ーーAコーチ」

「・・ん?」




半分ドリームの世界へと入っていた頭は、
その声によって覚醒した。





「おー、どうしたオオカミ少年」
「誰がオオカミ少年でィ」



嘘を吹き出していたのだからこりゃ立派な
オオカミ少年である。いつか見返りが来るぞ





「俺ァオオカミ少年みてーなヘマはしねーや。
何が何でも信じさせます」

「ほぼ脅迫ね」

「つか、あながち嘘でもねーでしょ」

「は?」



どうやらサボりタイムに入るらしいその子は
謎の発言を残し、眠そうな目をこすりながら
私の隣に腰を下ろした。

まあとにもかくにも、私はこの子に一言文句を
言っておこうと思う。





「・・・あのねェ、君のせいで私は面倒な渦中に巻き込まれちゃったじゃないのさ。
別に土方クンで遊ぶのはいいけど二次災害を
起こさないように」

「二次災害?バカ言っちゃいけねーやコーチ」




呆れ顔をこちらに向けた総悟クンは
小さく肩をすくめて。





「ーーー自覚ねェかもしれねーが、あんたが野郎といる時のツラ、・・心底楽しそうでさァ」




・・・楽しそう、とは。

意味がわからなくて眉をしかめる。
確かに彼といて楽しくないわけではないが。






「もー、そんだけでピンクな方面に勘違いする
なんて総悟クンも思春期だねェ。
月9みろコノヤロー」

「月9や昼ドラなんざまだ薄いですよ。
寝取り寝取られのサマが見てェ」

「やだこの子危ないんだけど」





発言もだが、本気で言ってるらしい目がやばい
こやつは危ない。





「とにかく、私と土方クンは何もないから。
もう面倒なことやめてね。銀八に伝わると
さらに相当ウルトラスーパー面倒臭そう」

「安心してくだせェ。報告済みです」




あぁ、なるほど。







「・・・死にたい」

「俺に抜かりはありやせん」
「たまにはぬかるんでみてもいいんじゃない」




まったく、こういう子は変なところで気がきく
つまり憎たらしいことこの上ない。








(・・・こりゃ、今日からかいに来るな、銀八)




隣でサボり出した部員を注意するコーチの役割
など知ったこっちゃないとばかりに

部活後は即退散だと決意を固めた

久々の疲れ→←月9



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 3z   
作品ジャンル:アニメ
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シュシュ☆☆(プロフ) - あいみさん» 遅くなりました!ありがとうございます!楽しんでいただけていれば光栄です! (2016年12月20日 7時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ - 完結お疲れ様です (2016年12月2日 6時) (レス) id: 65b8b3fd58 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!!土方さん、安定のカッコよさ!!続編も楽しみにしてます!!応援してますぜ!!! (2016年11月21日 23時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - そして、剣道経験者の方もかなりいらっしゃるようで…もし「こんなこと剣道部ではしない」「こんなのありえない」等々ございましたら、ご指摘いただけると幸いでございます!宜しくお願い致します! (2016年11月19日 18時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)
シュシュ☆☆(プロフ) - 皆様、多くのコメント本当にありがとうございます!最近多忙でして、このようにまとめての返信になってしまい申し訳ございません!コメントには全て目を通させていただいております!ありがとうございます! (2016年11月19日 18時) (レス) id: 61b42241f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュシュ | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年11月7日 20時

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