59*〜BH side〜 ページ9
俺達バスケ部の調理場の隣は
A達サッカー部の調理場だ。
見たくないと思っていたけど、この位置じゃ目に入る。
珍しく、Aの隣にジョンデはいなくて、多分ギョンスっていう人と料理をしている。
SJ「ねぇ。ベクちゃんって、料理上手なんだね！」
暑いのに、とても密着してくるスジ。
「スジ、暑くないの？そんなにくっついて。」
SJ「暑くてもいいもん！ベクちゃんにくっつけるなら」
ふふ。Aが言いそうな言葉。
あ、Aはこんなに可愛く言えないなww
なんて考えて頬が緩んでしまった。
SJ「何がおかしいのよぉ〜！」
「なんでもないw」
ﾁﾗｯとAの方を見ると、
！？
知らないやつがAにバックハグ。
それを鬱陶しそうに払いのけるA。
ﾎｯ
？？
なんで今、ﾎｯとしたんだ？
喉乾いてきた。
そうして俺は冷水機に向かった。
水を飲んで戻ろうとすると。
Aがいた。
「あ、A。どうしたの？」
A「…ちょっと水飲みに来ただけ。」
顔色悪くね？
「大丈夫か？顔色悪いけど。」
A「大丈、、、」
ﾊﾞﾀｯ
！？
Aは 大丈夫 と言いかけて倒れた。
そんなAを抱えて保健室？みたいな所にむかう。
何が大丈夫だよ。
全然大丈夫じゃないじゃねーか。
久し振りに近くで見るAの顔。
小さくて軽い。
触れたのはいつぶりだろうか。
こいつ、可愛い顔してるよなぁ。
色白の肌にふっくらしたピンクの唇、長いまつげに、大きな目。
よく考えたら、こいつモテるよな。
久し振りのAとの近づきに、なんともいえない安心感と嬉しさ、ドキドキ
そんな気持ちが入り交じっていた。
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作者名：chidae | 作成日時：2014年6月28日 17時
