君という男の子 2 (ページ37)

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87*～BH side～ページ37

「２番目なんて無理。そんなの、スジが傷つつくだけだよ。」

SJ「大丈夫！私、２番目でも大丈夫！！」

「２番目なんかになるよりもさ、スジだけを考えてくれる人を探してほしい。俺よりいい人なんて沢山いるから。」

SJ「…う…なんで、なんであの子なの…」

「…ただ、だだ好きだから……」

俺が偉そうに言えることじゃないけど、
本当にスジにはもっといい人がいると思う。

SJ「いない！いない！いない！…バカ…」

「…ごめん…」

SJ「じゃあさ、、最後に一つだけ願い聞いて？」

願い？

「何？」

SJ「……キスして」

！？

SJ「私達、付き合ってても一回もそんなことしなかったでしょ？だから…一回だけでいいの！」

俺は何も言えなくて。

涙を流すスジに

触れるだけのキスをした。

本当にごめん。スジ。

いつも隣で笑っていてくれてありがとう。

俺も正直、Aとうまくいく自信なんてない。

だけど、好きなんだ。