85*〜BH side〜 ページ35
Aを好きって気づいたってことは、
スジとは別れないといけない。
傷つけることになってしまうだろう。
今週の日曜日、スジにデートに誘われたから
その時に言おう。
そう考えながら学校に向かっている途中。
?「ねぇ！聞いて！聞いて！昨日、私見ちゃったんだ♪」
?「何を？？」
?「３組のAって子知ってる？」
普段は人の話なんて耳にすら入ってこないのに
今日は違った。
Aの名前が出てきたからだ。
?「あぁ〜。あの可愛い子でしょ？サッカー部のマネージャーの！」
?「そうそう！それがね…昨日、ジョンデ君とキスしてるところ見ちゃったの！」
！？
?「きゃーーー！！何それ！？あの二人、付き合ってるの？？」
?「そうでしょ！やっぱりサッカー部同士だもんね〜。マネージャーと部員の出会いって、なんか素敵(*´∀`)」
あいつら付き合ってるもんな、、
もうキスまでする仲になったのかよ。
そして俺は、モヤモヤする気持ちで教室に入った。
CY「よー！ベク！」
俺の低いテンションとは裏腹に、
いつでもうるさい、この大型犬。
「うるさい。朝からテンション高過ぎ。耳元で叫ぶな。」
CY「ベクひどーい(｀ε´ )…で？スジちゃんとは別れた？」
…
なんだこの変わりよう。
チャニョルにはこの事を直ぐ相談した。
「日曜日、会うときに言おうと思ってる。」
CY「ちゃんとしろよ？Aちゃん、早くつかまえないと。」
もう無理かもしれないって諦めている。
Aの心はジョンデに持っていかれてるに決まってる。
それよりもまずは、スジにちゃんと話さないと…。
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作者名：chidae | 作成日時：2014年6月28日 17時
