72*〜BH side〜 ページ22
自分の気持ちに気づいてから
突然Aに会いたくなった。
だからAを誘って二人で外に出た。
話してると、前の俺たちに戻ったようで嬉しかった。
嬉しそうに笑うAを見てドキッとした。
いつもと違う。
可愛いくて、可愛いくて仕方がない。
俺ってこんなにAが好きなんだ。
でも、Aは俺のことをそんな風に思ってないよな。
Aの口から出た‘親友’という言葉。
今までは本当に嬉しかった。
Aが自分と一番近い友達だと思って。
だけど、今は違う。気づいたから。
いきなり黙りだす俺に戸惑うA。
そんなAに一番聞きたかった事を聞いた。
「Aさ、、ジョンデって人と付き合ってるの？」
驚いてる
A「…なんで知ってるの？」
まぢ…か。
「…さっき話してるの聞いた」
まぁ、正確にはスジから教えてもらったんだけど。
A「そ、そうなんだ！それよりもさ、ベクもスジちゃんとどうなの？？」
話そらされたし
「話、そらすな」
A「そらしてなんかないよ。私の事はいいからさ！」
「よくない」
A「べ、ベクには関係ないじゃん。」
「関係ある」
A「ないじゃん！…私もスジちゃんのことは聞かないからさ、、ベクも私のことはほっといて…。」
「無理。ほっとけるわけないだろ。」
A「…お願い…私達さ、もう今までとは違うよ？」
違う。
そう、今までとは全然違う。
俺はAを女の子として好きになってしまったから。
「そうだな。今までとは全然違うよ。」
俺がそう言うと寂しそうな顔をする。
なんでそんな顔すんの？
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作者名：chidae | 作成日時：2014年6月28日 17時
