月島の実の兄は梟谷の無気力裏エースで中学最強の幼馴染でした。

キャンディー8つ目 ページ9

嫌い、か…。

『お前なんか、生まれなければよかったんだ！！』

『チームの人に暴力なんて何考えてるの！？』

『出来そこないが』

『あなたなんて、家族じゃないわ』

『玲音とは違って、お前は不良品だな』

『あんたなんて/お前なんか、キライだ』

…なんでこんな時に思い出すんだろ。

あいつ等のことなんて…。

こいつ(及川)も、あいつ等みたいな奴、なのかな。

もう、こんな所、どうでもいい。

信じられない奴は、皆敵だ。

部屋、戻ろう。

≪バタン≫

〜その頃、食堂〜

木葉「あーらら…」

木兎「あちゃー…」

赤葦「大丈夫ですかね…」

岩泉「どうしたんだ？」

夜久「顔色悪かったけど…」

木葉「Aに、キライと天才は禁句なんだよ…」

花巻「うっわ、クソ川さいてー」

松川「さすがクソ川」

国見「ホント、凄いですね、クソ川さん」

月島「消えて下さい、クソ川さん」

〜A〜

なんで、お前が此処にいるんだよ…。

A「…小町」

小町「久しぶりやね、A君」

小町は、俺の同中で、部活のマネだった。

そして、この合宿にいるメンバー唯一俺の過去を知っている。

A「何でいんだよ」

小町「…中学の頃の喋り方」

A「んなのどうでもいいんだよ。何で居るつってんだろ」

小町「ウチ、音駒のマネなんよ。でも、安心した」

A「は…？」

小町「まだ、A君が完全に変わってなくて」

A「だからなんだよ」

もう、関係ない。

小町「…ウチ、ずっとA君が変わってからも、一緒にいたから分かるんよ」

A「……」

小町「A君は、心の底で助けを求めてる。やから」

A「助けたいってか？ふざけんじゃねーよ」

小町「！！」

A「もうおせーんだよ。アイツ等にやられた傷も消えねぇ。有砂も帰って来ねぇ」

小町「そやけど…！！」

A「小町も知ってんだろ。俺のせいで有砂も傷ついた。親は俺を不良品だと言った」

小町「…ちゃうねん」

A「何が違うんだよ」

小町「せやから！！」

A「もう、俺にかまうな」









小町「何で、1人で抱え込むんよ…」

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