Snow Magic

1. ab ページ2

『綺麗だなぁ…。』

部屋の窓から見える桜を見て思わず呟く。

目黒「俺が？」

『アホか。桜が綺麗って言ってんの笑』

こいつは俺の使い魔であり、愛しの恋人でもある目黒蓮。

『まぁ、蓮が綺麗なのは嘘じゃないけどさ。』

そう言い、蓮に口付けると一気に顔が真っ赤になっている。

目黒「亮平くんの馬鹿…///」

可愛すぎる恋人に理性が崩れそうになるが、
朝だし今日学校あるしでギリギリで耐えて蓮の頭を撫でてから支度を始める。

目黒「今日って入学式だっけ？」

『そうそう。まぁ俺らは生徒会入ってるけど話はしないから見てるだけだけどね。』

そう、今日は入学式なのだ。

入学する新一年生は今頃家族に別れを言ってここに向かっている所だろう
。

ここの入学式はかなり重要な行事と言っても良いだろう。

勿論どの学校でも入学式は一番最初の行事だし、重要なのは変わりないのだが、ここの入学式ではこれからの人生を変える大事な式になる。

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