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you side
ky「ごめん、待った?」
振り向くと、少しだけ息を切らした彼がいた
走ってきてくれたのか
「いえ、私もついさっき着きました」
ky「よかった。あっちに車止めてるから行こっか。」
彼の隣を歩く
ふと、何気なく足元を見ると、彼と私の歩幅は倍以上違う
それなのに、歩くペースは同じ
今更気がついた
彼が合わせてくれているんだ
大きな歩幅で、ゆっくりゆっくり、彼は歩いていた
歩きにくそうな彼に申し訳なくて、私は歩くペースを上げた
ky「Aちゃん?」
「はい?」
ky「いいよ、早歩きしなくて」
彼は笑って言う
ky「歩くペースあげたでしょ?いいよ、大丈夫だから」
彼はそう言って、また笑った
私も、彼の笑顔につられて笑う
二人で笑い合うこの時間が、ずっとずっと続いてほしい
何にも気にせず、彼といられることを心から楽しめたら
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作者名:うた | 作成日時:2020年7月21日 15時