厭な予感と虎と少年 ページ6
「ぬんむいえおむんぐむぐ?」
うん、何て?
「五月蝿い。出費計画の頁にも、「俺の金で小僧と小娘が茶漬けをしこたま食う」とは書いていない。」
何故それで会話が成り立っているのだろうか。
「んぬむぐ?」
「だから仕事だ!俺と太宰は軍警察の依頼で猛獣退治を」
「君達なんで会話できてるの?」
全くごもっともだよ太宰殿。
然し乍私は今途轍もなく腹が空いて居る。
目の前に出された茶漬けを食わん訳にはいかぬだろう。
「あ、太宰殿。この「テンドン」とは一体何です?」
「天丼が気になるのかい?善いよ好きなだけ食べると良い。」
「太宰!」
テンドンは茶漬けよりも高いだろう、小娘が気に入ってしまったらどうするつもりだとか何とか聞こえるが今私の頭にはテンドンしか無いわけで。
暫くして運ばれてきたテンドンに息を飲んだ。
これ又隙間から見えるぴかぴかの白米に薄い衣で包まれた海老や大葉に海苔南瓜。その上にかかっている甘ダレもこれ又きらきらと光っている。野菜も海鮮も大きくて美味しそう…因みに食材各種の名前は又敦くんから教わった。
勢いよく海老にかぶりつくと甘ダレと白米、それからサクサクの衣とぷりぷりの海老が同時に舌の上で味を主張し合う。然しそれらは全く反発する事なく寧ろ絡み合って私の喉へと咀嚼されてゆく。
感動の余り涙を流しながら瞳を輝かせる私が滑稽に見えたらしい。太宰殿がにんまりと笑っている。
今の私は天丼に夢中なので見なかったことにしておいて。
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うみねこ(プロフ) - sakiさん» わざわざ受験の応援までありがとうございます😢これからも精進致します!!!ので!!!!どうか御愛読下さいッッ!!!! (2022年3月13日 22時) (レス) @page41 id: 162766b2fc (このIDを非表示/違反報告)
saki(プロフ) - わぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!これからも頑張ってくだい!!!!!! (2022年3月12日 21時) (レス) id: b490b17036 (このIDを非表示/違反報告)
saki - 入試頑張ってください!!!!!!!この小説特に好きです!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年2月15日 21時) (レス) @page41 id: 0fd44e5e71 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - 完熟済みの桃さん» イヤァ゛!!!!!!!私からすれば貴方しか勝たんです!、!!!!!特大ありがとうございます!!!!!!!!!!!お待たせしまくってほんと、、、申し訳無い!!!!!! (2022年2月15日 17時) (レス) @page40 id: f55211ea64 (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - まじでこれしか勝たんと思いました。更新待ってます (2022年1月20日 21時) (レス) @page40 id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うみねこ | 作成日時:2021年8月19日 0時