シックス! ページ7
それから私は、影を避けていた。
影「あ、A。今日さ((貴「ごめん!急いでるから!(ビュンッ」え?」
影「なぁA。明日((貴「ごめん!用事あるから!(ビュンッ」えぇ。」
影「な((貴「ごめん!(ビュンッ」………。」
みたいな感じで、全く影と話さないし逃げ続けてる。
うぅ、本当は喋りたいよ。でも、影は他の子が好きだから。
私と影がお喋りしてるのを見て影と結ばれなかったら二人に申し訳ないもん。
とまぁ、今日も今日とて影を避けて2週間。かなり寂しいです。
貴「………大ガマの所行こうかな(フヨフヨ」
私は一人で呟いて本家の屋敷へと向かう。え?何で元祖じゃないのって?
だって、元祖には影が入ってるからバッタリ会うなんて嫌だもん。
in本家屋敷
?「あらぁ〜?Aちゃん?」
貴「あ!えんらちゃん!」
えんら「久し振りねぇ〜〜、最近全然遊びに来なかったから心配してたのよぉ〜〜?」
貴「えへへ、ごめんね?ふぁ〜〜。あ、大ガマ居る?」
えんら「親方様なら自分の部屋に居るわぁ〜〜。場所は分かる?」
貴「うん!前に遊びに来たからね、覚えてるよ♪ふぁ〜〜、( ´・ω⊂ヽ゛ネムイ」
えんら「あらあら、眠いの?あ、そうだ!今年は何ヶ月間眠る予定なのぉ〜〜?」
貴「うぅ〜ん。10ヶ月かな。」
えんら「あら、随分と寝るのねぇ〜。去年は一ヶ月半だったのに。」
貴「うん、まぁ、ね?」
えんら「そう?あ、早く親方様の所に行きなさい、今の内にたくさん遊ばなきゃねぇ〜〜♪」
そう言ってふよふよと浮いて去っていくえんらちゃん。
あ、まだ言ってなかったね。私は安眠をもたらす妖怪なのは知ってるでしょ?
まぁ、その関係もあるのか、私は一年に一度、何ヵ月単位で長い間眠らなきゃいけないの。
眠らなきゃ私は力を失って消えちゃうんだって。今までは、影に会いたいから早起きしてたけど
今年はそんな気は起きなくて、かなり長めに寝る予定なんだよねぇ。ふぁ〜〜。
あ、そんな説明している内に大ガマの部屋の前に着いちゃったよ。
貴「コンコンッ)大ガマ、居る?遊びに来たんだけど。」
大ガ「ガラッ)お!Aじゃねぇか!よく来たな!ホラ、入れよ‼」
貴「お邪魔しまーす。」
それから大ガマと未来、60年後のゲームとかでたくさん遊んだ。
日が暮れてきてそろそろ帰ろうとしたら
大ガ「なぁA。」
貴「?何?どうしたの?」
大ガ「何で昨日、泣いてた?」
貴「へ?」
まさか、ね?
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