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神威side
あれから2年間。俺はAと一緒に陰陽師の追ってから逃げ続けた。
さっきも陰陽師から逃げてきた。まぁ、俺が2年間もの間
Aが逃げれる様に、死なない様にと鍛えてきたから雑魚相手なら平気だった。
近くの建物の上に腰を下ろしてると、Aが唐突に
貴「ねぇ、神威くん。私ね、そろそろ1人で生きていこうと思うの。この禍野で。」
最初は驚きで意味が瞬時に理解出来なかったが、口は勝手に動いていた。
神威「!!……………なんでそう考えた？答えろし。」
貴「もう、これ以上、誰にも情を掛けたくないから。」
少し虚ろな目を細め、遠くを見据えるA。
そんなAが、本当にどこかに行って、消えてしまいそうで
俺は立ち上がって咄嗟にAの腕を掴み、止める。
神威「ｶﾞｼｯ)行くな。側に居ろｯ!」
どこにも行くな。目の届く所に居ろ、側を離れるな。
まだ口には出せなくても、俺はお前の事が好きなんだよｯ!
貴「ごめんね？私は禍野に居るからいつでも会えるよ。｣
保証なんか、どこにもないだろ？何で、俺の手を優しく離す。
一思いに、思い切り振り払ってくれよ。
もしかして、なんて言う期待するだろし。
貴「でも、次会う時は私は情も、記憶も、感情も、全て消してると思うから(ﾀﾝｯ」
そう言って、俺の目の前から去っていったA。
いつの間にか掛けていた呪装でドンドン遠くに行くのが分かる。
そのまま、二度と会えずに、触れられずに、想いも伝えられなかったら？
そんなの、御免だぞ、俺は。例え何があっても、俺は手放す気は無い。
力がある癖に、好きな女1人護る事も出来ない俺。
神威「お前が俺を好きじゃなくても、お前の前で言えなくても、言わせてくれ
＿＿＿＿＿A、愛してる。」
せめて、お前の居ないこの場所で、お前への想いを口ずさませてくれ。
Aが使っていた白いマントを手に取る。その布を握りしめながら
神威「この際、何でもいいんだ。どうか、アイツを傷付けないでくれ。
憎まないでくれ、恨まないでくれ。
A、お前だけは俺を頼ってくれ。」
お前が望むから、今は側に居れない。
だが、お前の為なら俺は何だってする。
神威「絶対に、幸せにするから
待ってろし、A。」
誰も居ないその空間で、誰に誓う訳でもないが
Aへの想いの決意を強く固めた。
そして、この汚い禍野の空を
俺は蹴り飛び、その場を去る。
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黒椿鬼(プロフ) - 黒煙さん» よかったらイメ画描かせていただけませんか？ (2019年11月4日 21時) (
レス) id: 6a259b674d (このIDを非表示/違反報告)
黒煙(プロフ) - 黒椿鬼さん» はい！ありがとうございます!! (2019年5月7日 9時) (レス) id: 5fa825777d (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - 黒煙さん» こちらこそ！お互い頑張りましょう！ (2019年5月6日 20時) (レス) id: 9650bd625c (このIDを非表示/違反報告)
黒煙(プロフ) - 黒椿鬼さん» ありがとうございます！スランプ状態で更新できてませんが、完結はさせます！夢主風のコメントまで頂いて、本当にありがとうございます!! (2019年5月6日 12時) (レス) id: 5fa825777d (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - 更新､がんばれ､です！僕､応援､する！(夢主風のコメント←) (2019年5月6日 9時) (レス) id: 9650bd625c (このIDを非表示/違反報告)
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