浜守一郎のバヤイ ページ9
｢やっほー守一郎。忍術学園には慣れた？｣
遠くの方でしゃがんでいる守一郎を見つけ近寄る。今日のターゲットは君だよ守一郎くん!!
浜｢A先輩！もう随分編入してから時間が経ってますしなれましたよ。｣
｢それは良かった。しゃがんで何してるの？｣
遠くから見てる時からずっとしゃがんで下を見ている。落し物でもしたのかな。
浜｢いやーそれが蟻が行列作ってて面白いと思って見てたんです。｣
｢あ、ほんとだ。凄い長い。｣
浜｢こうやってみてたら蟻はお互いに助け合ってお互いありがとうって感謝しているんだな…って思い始めて…｣
ん？蟻とありがとう…って…。
｢え、蟻とありがとう掛けてる？｣
私が聞いてみるとシャレに気づいたのか徐々に口角が上がって笑い転げてしまった。
浜｢はっはははは！｣
うわお…やっぱ沸点低いな。これって笑い疲れさせるのは色仕掛けに入るのだろうか。いや、方法なんてどうせ先生見てないから関係ないか。
よし、攻略法を見つけてしまったぞ…！
そう気づいてしまった、全身から力がみなぎってきた。
｢それでこの前ねーきり丸が仙蔵に…
き『もう〜！立花先輩！そんな所で立ち話しないでください！！』
って注意されてたの！仙蔵珍しいよね後輩に注意されるなんて！｣
自分でも仙蔵が怒られてる様を思い返してみたら面白くて私も笑いころげてしまった。
浜｢ははは!!｣
｢あぁ…まって、お腹痛い…｣
｢後はね〜長次が長時間座ってたり……｣
浜｢はははは!!｣
｢あ、土井先生も練り物について悩んでたら
乱『土井先生！邪魔です！！どいてください！！』
って乱太郎怒ってたんだよ。ついには生徒に怒られちゃってるよね土井先生。しかもシャレだし｣
浜｢あぁ…お腹が…ハッハッハハ！｣
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2023年7月17日 20時
