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学園につき、学園長先生の部屋へと向かう。
「学園長先生。」
学「Aか。」
「はい。調べてきました。」
学「よし。そしてこれから全員で園田村へと向かう。」
「え、全員で、ですか?」
学「園田村を守るためじゃ。」
「わかりました。
なら私は先に園田村へと向かっておきます。」
席から立ちあがろうとすると呼び止められる。
学「後、お父上に援軍を要請できるか?」
「…どうでしょう。今家にいるかどうか分からなくて。
もしかしたら仕事中かも知れません。」
学「うーむ…そうか。わかった。
よし、園田村へ向かいなさい!」
「はい!」
夜明けまでにはつきたくて全速力で走るも夜で周りが暗く進みにくい。
「…夜明けまでに間に合うかなあ…。」
少しだけ足を休めようと、木の根元に座り込むと気配を感じる。
「曲者…?…タソガレドキ軍にバレたとか?」
襲われても大丈夫なように構える。
どんどんと近づいてくる気配と足音。
父「A。」
「うわぁ!」
横からひょっこりと顔をのぞかせるお父さん。
「ど、どうされたんですか?」
父「それはこちらのセリフだ。こんな夜中だと言うのに何故ここにいるんだ?」
「実は、かくかくしかじかでして…。」
父「なるほど。援軍要請か…。
よし、分かった。忍者隊で園田村へと向かうことにする。」
「え、いいんですか??」
父「ああ、ちょうど今仕事が終わったところだしな。」
「ありがとうございます!」
それじゃ、私は行くから気をつけるんだぞ、と言い残してどこかへ去っていくお父さん。
まさか会えるとは思っていなかった。良かった。
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作者名:ぽぽぽ | 作成日時:2023年7月17日 20時