混乱する学園の段 ページ43
そして登校日。
誰になんの宿題を渡したのか調べている先生たちに呼ばれ、私も一緒にそこで調べる。
土「これで埋まってないのは喜三太だけです。」
みんなが登校したからか順調に進む調べ物。
山「宿題の方の残りは?」
吉「6年生用の『オーマガドキ城主の褌を取れ』です。」
「「まずいでしょ!それ!」」
「ええええ!!」
オーマガドキは今戦中で旗色が悪い、そんな所に行ったら大変なことになる。
喜三太の事だから行ってそう、、やばい。
混乱する場のなか、煙玉が投げられ学園長先生が登場する。
学「喜三太救出は宿題をやってこなかった選抜チームに行かせる!」
山「突然の思いつきをやってる場合ではないですぞ!」
学「思いつきでは無い!
これなら忍術大作戦が始まるのじゃ。ヘムヘム。」
面子にもよるだろうけど危険なんじゃ?
先生に猛抗議しようと思ったけど教室に帰っておきなさい、と言われ大人しく戻る。
い組の教室の扉を開くと何故か6年生全員集まってて。
食「やっときたか、A。」
立「遅刻だぞ。」
「え、なんでそんな揃ってるの?」
潮「先生から夏休みの宿題が混合してるのは聞いてるだろ?」
「うん、さっきまでそれで行ってて。」
食「なあA、文次郎の宿題聞いたか?
昆虫採集だってよ、昆虫採集。」
「こ、昆虫採集?」
バカにするように言い出す留三郎。
もちろん文次郎と喧嘩になり騒ぎ出す。
七「長次はアサガオ育ててたもんな。」
中「モソ…。」
「やっぱり6年生が1年生用の宿題することもあるんだね。
あ、伊作宿題やってないでしょ?先生のところ行った方がいいかも。」
ヘムヘムが持ってた『宿題やってない生徒リスト』の中に伊作が入ってたのを思い出し言う。
善「えー!やっぱりアレダメだったのかなー…。」
わかった、ありがとう、と教室を出ていく伊作。
私も勘右衛門達にどういう状況か聞きに行こっかな。
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作者名:ぽぽぽ | 作成日時:2023年7月17日 20時