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｢よし、お宝見つけに行こうか。急ピッチで。｣
兵助も立ち直り、私は制服を着たので宝探しを再開する。
久｢ちょっとこの地図ください。｣
なにか閃いたのか！？と期待を込めて渡す。
久｢この地図、さっき先輩が太陽の光にあててた時うっすらなにか見えたんです…｣
そういって太陽の光にあてててみる平助。
お？これはゴールへの道に立てたんじゃ？
久｢あ、ほらやっぱり！この赤い印は多分嘘でこっちの浮かび上がった印ですよ！｣
見てくださいと言われたじっくり見ると確かに新しく印が浮かび上がっていた。
｢ということはここに行けばいいのか。｣
久｢そうですよA先輩。走りましょうか｣
と言って、全速力を出す兵助。急に走るから私も慌てて追いつくように走る。
｢つ、ついた…｣
久｢ん…これ…｣
どうやらお宝を見つけたような兵助。ここまで私を疲れさせたんだ。どんなものか人目見ようではないか。そう思って覗き込む。
｢な、なにこれ…！｣
覗き込んでつい言葉が出てしまった。いや…これは仕方がないのかもしれない。だってお宝は学園長先生をモデルとしたアヒル(ミニ)だったのだ。
｢こんなもののために私は…｣
久｢おぞましい…｣
その後2人で校庭へと走って帰っていった。どうやら私達のペアはビリだったらしい。
土｢A達にしては意外だな。ここまで時間がかかるなんて。しかもビリ。｣
｢練り物食べさせますよ｣
久｢それにしてもなんでこんなものがお宝…？｣
土｢いや〜それが…学園長先生が無くしたのものでね。いくら探しても見つからないから実技と併せて五、六年生にやらせよう！って話になったんだ。｣
｢そんなことで私達は大変な目にあったという訳か｣
善｢僕に比べたらましだよ…｣
泥だらけの伊作が声をかけてきた。
｢泥だらけで済んだんだね…伊作…｣
どういうこと！？という声が聞こえたが聞こえなかったことに。
土｢というかなんでこんなに遅かったんだ？｣
｢地図の見方が違くてですね〜…｣
久｢太陽の光に当てるのが遅れてですね〜…｣
土｢最初にヒントを出しただろ！『日没までにつくこと！』って！！｣
｢｢すみませーん！！｣｣
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すごく長くなっちゃいました。まとめるの難しい…
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2023年7月17日 20時
