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乱「それじゃ私たちもうそうろそろ帰るね。」

「別に泊まっていってもよかったのに。」

し「僕、明日から家族で出かけるんです…。」
乱「私は宿題を。」

「そっか、残念。
またいつでも遊びに来てね。歓迎するよ。」

ありがとうございます!と頭を下げる2人。

し「それじゃあね、きり丸。」
乱「またね。」

き「うん。またな。」

名残惜しそうに言うきり丸。少し切ない。


「きり丸、夏休みもあと少しだね。」
もうすぐみんなに会えるよ、と慰める。

き「俺、別にA先輩いるんでそんなに寂しくないっすよ。」

「もーそんなこと言って。寂しいことに変わりは無いくせに。」

き「……今日はありがとうございました。」

「いいよ。別に。
本当は他の子にも送りたかったんだけど住所わかんなくて…。」

き「いやいや。俺もう満足してますよ。」

「ほんと?良かった。

あ、きり丸。ちゃんと課題してるの?」

き「え、あ、そりゃもちろん。」

「その反応怪しい…。
ちゃんとしとくんだよ?分からないところあったら私に聞いてね。」

そう言うと「はい。」とギリギリ聞き取れる声で返事をされる。


とはいえ私も課題をしなくちゃならないとか思ったけど、無かった。

過去の自分にぜひ祝福をしに行きたい。

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作者名:ぽぽぽ | 作成日時:2023年7月17日 20時

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