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き「乱太郎、しんベヱ。なんでここに…。」
乱「A先輩から招待状貰っちゃってね。」
え？とこちらを向くきり丸。
「私だけじゃ寂しいかなって。
2人にも会いたいと思ってさ。サプライズってやつ。」
そう言うと笑顔になって盛り上がる3人。
きっと私はお邪魔だからその場を離れる。
「お母さん。今日のお昼ご飯2人分追加って…」
母「もちろん。きり丸くんのお友達でしょ？」
任せて！と頼もしいお母さん。
…さすがに量多いし手伝った方が良さそう。
「あ、私も手伝います！」
母「あらほんと？じゃあその野菜切って欲しい。」
久しぶりに包丁を握ったから慣れないけど頑張って野菜を切っていく。
母「うん…。繋がってるけどまぁ、いいんじゃない？」
私の切り方が甘かったのか時折繋がったままの野菜が出てくる。
「すみません…。」
母「いいわよ別に。美味しくないってわけじゃないし。」
大丈夫大丈夫、と慰めてくれる。
母「それじゃご飯もできたし3人のこと呼びに行ってちょうだい。」
「いってきます！」
どこに遊びに行ったのか、と思いつつ3人のことを探す。
すると山の方から子供のはしゃぎ声が聞こえてくる。
もしやと思って近づくと案の定3人で。
「あ、見つけた。」
そう言うと一斉にこちらをむく3人。
乱「どうされました？A先輩。」
「お昼ご飯出来たよ。食べるでしょ？」
嬉しそうになる3人。
き「なぁ乱太郎、しんベヱ。
A先輩の家のご飯、ほんとに美味しいぞ！」
し「ほんとに？」
ヨダレがたれてるしんベヱ。
「私が野菜切ったから味は落ちてる…かもしれない。」
そんなこと気にする必要ないですよ、と慰めてくれるみんな。
なんて優しいんだ。
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2023年7月17日 20時
