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「わ、こりゃすごい……。売れたんだ……。」
私を見るなり驚く奥さん。
本当に似合ってる、と褒めてくれる。
「ありがとうございます。
これすごく素敵な簪です、本当に。」
「こちらこそありがとうだよ。」
「こっちも付けてみてくれない？」
「いいですよ、勘右衛門お願いできる？」
尾「任せてください。」
「わぁ…こっちも似合ってる。綺麗だよ。」
「きっと簪のおかげですよ。」
本当にありがとう、と涙目の奥さん。そんなに泣かれちゃ少しだけ困っちゃう。
「あ、ごめんねもうこんな時間だ。
外真っ暗。」
そう言われて外を見ると太陽が沈み切ろうとしている。
「全然大丈夫ですよ。ちゃんと帰れます。」
尾「もうそろそろ行きましょうか。」
こんな時間まで足止めさせて本当にごめんね、と謝ってくる2人。
「気にしないでください。
またここに買いに来ます。」
そう言うと笑顔で見送ってくれる。
「なんか、すごく素敵だったねあの夫婦。」
尾「ですね〜。俺らもあんな夫婦になれるよう頑張りましょう！」
「ごめん言ってる意味わかんない。」
しんみりしてたのにその発言で全てが崩れたよ。
勘右衛門。
「どうする？ご飯屋さん、寄る？」
尾「いやもう暗いんで帰りましょう。」
「ごめんね、思ったより長くなっちゃった。」
尾「いいですよ別に。
今度委員会のみんなで行きましょう。」
「わ、なんか勘右衛門が勘右衛門じゃない。」
尾「それどういう意味ですか??」
体感すごく久しぶりに書いたから絶対人格かわってますよねー…。キャラ変わってますよねー。
途中から何路線で書いてんのか訳わかんなくなってきて意味わかんない話になってそう。
すみません。
ただ出かけて夫婦と勘違いされて「安月給だから負けて！」って負けてもらう話が書きたかっただけなのになー。
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2023年7月17日 20時
