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「あれ、これどうしたらいいの？」
留「A、要領悪いな。」
そんなストレートに言わなくても。
これはこうするんだ、とやって見せてくれる。
「うわーすごい。」
この上手さの裏側には体育委員会がいるんだろうな。
浜「A先輩、漆喰取ってください。」
それです、と私の横にある漆喰を指さす。
「はいどうぞ。」
浜「な、なんですか？」
守一郎のこと、見ていたのバレたらしい。
「いやなんか、溶け込んでるなぁ〜って。」
先輩嬉しい！と頭を撫でると、
「辞めてください…」と嫌がられた。
照れてて可愛いなぁ〜。
「完成？」
留「完成！」
あれから長い時間をかけて補修作業が終わった。
「もう夕方だしご飯にはちょうどいいのかもね。」
「しんベヱ、今日のご飯何かわかる？」
し「えーっとですね、おでん定食と唐揚げ定食です！」
「んーどっちにしよ。」
「僕も迷います…」とヨダレを垂らすしんベヱ。
「決められないでしょ？どっちも頼んでいいわよ。」
あ、食べ切れるならね、と付け加えると
し「いいんですか！？」
と笑顔に変わる。
もうしんベヱが幸せなら私はなんでもいいよ。
遠くの方から沢山の足音と聞こえて欲しくない声が聞こえてくる。
「ね、ねぇなにかきこえる？」
留「な、何言ってんだA、何も聞こえないぞ。」
「だ、だよね〜。」
向こうから1列の複数人の人影見えるけど気の所為だよね。
小「いけいけどんどーん！」
A！戻ってきたぞ！という発言とともに、いまさっき修理した壁を破壊する。
「あ」
小「あ、これまたすまない。
悪気はないんだ！」
悪気がないのは知ってる、知ってるんだけど…。
横から燃えてる火が見えるほどオーラが出てるのを感じる。
「さ、さぁみんなご飯食べに行こっか。」
委員長を省いた用具委員会、体育委員会のみんなを連れてそそくさと帰る。いや逃げる。
道中後ろからとんでもない爆発音が聞こえた。
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2023年7月17日 20時
