7人目の6年生!! ２ (ページ26)

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妙に静かだとおもい小平太の方に目を向けると、留三郎と取っ組み合いをしている。
その横にはアワアワと汗を流し困っている用具委員会達が。

「ちょ、ちょっと2人とも！」

慌てて切り離すもどっちも力が強すぎて大変。

「何喧嘩してんの！そんな歳にもなって！」

留「これ何回目だと思ってんだ！」

小「すまないと謝ってるでは無いか！」

「一先ず2人とも離れて！！」

あれから沢山の努力の末2人を切り離すことに成功した。

「あのさ、2人とも、ほんとに…」

留「なんで止めるんだよA！」

小「そうだぞA！」

「もうほんとに…。」
この際文次郎当たりここに投入して乱闘にしてやろうか。

もうどっちが悪いかとか考えるのも馬鹿らしくなってきた。
頭が考えることを放棄している。

「よし、じゃあこうしよう。
留三郎、小平太が暴れ回った形跡消すの手伝うから。」
その間に周りに被害が出ない程度に急いで鍛錬終わらしてきて、と提案する。

留「なんで俺達が…。」

「今日学食奢ってあげるから…」
なんで私が奢ってんのか本当に意味わかんないけど。

し「本当ですか！？」

「いいわよ、好きなだけ食べなさい。」
他のみんなもね、と残りの用具委員会の子達に言う。

…私の財布軽くなるんだろうなぁ。

小平太は「イケイケどんどーん！」と叫びながらとんでもない速さでどこかへ走っていく。
みんな可哀想に。

「それじゃ、早いところ終わらせようか。」