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彦「誰かに教えてもらったとかないんですか?」
忘れてるだけかもじゃないですか。と彦四郎が手助けしてくれる。

なんでこんなことをみんなで考えてるんだろ。
冷静になってみれば虚しくなってきた。

「あ。」
冷静になったからか記憶が戻ってきた。

何だ何だ。と一斉にこちらをむく皆。

「遠出した時、実家の近く通ったんでよったんですけどその時にお父さんに教えられました。」

あんな短時間にあんな量詰め込んだのが効果あったのかあんなに点数が伸びたという訳か。

「いや〜あれは地獄だった。よく忘れてたな私。」

彦「先輩のお父上、厳しいんですか?」

「なんでか分からないけど私の火薬の成績の悪さバレてたんだよね。
だからあんなに詰め込まれたんだ…。」
思い出しただけでも気分悪くなってきた。

土「んー…Aのお父上が教えたなら上がったとしても違和感なんてないな…。」

「ですよねですよね。私も思います。」

庄「土井先生、A先輩のお父上ご存知なんですか?」

土「あぁ。学園長先生とお知り合いでな。たまに学園に来てたんだが。最近は見てないな。」

鉢「確かに見ませんね。」

尾「最近会えてないな〜。
将来結婚する相手の父上なのに…。」

「もうまたそんなこといって!」
勘右衛門を小突く。

尾「冗談ですって。痛いです先輩!」
そんな満更でもなさそうにいうな。

土「何かあったのか?」
心配そうに聞いてくる土井先生。

「なんだか戦が始まったらしくて。それにうちの忍者隊が出るみたいで。」

忍者が戦で戦うとか聞いたことないけど。

土「そんなことが…。お体に気をつけてとでも伝えておいてくれ。」

「なんですか先生。ゴマすってます?」

土「違う!」

「あ、てか先生。まさか謎にテストの点数が上がったことを不審に思ってきたんですか?」

それだけのために??
わざわざ言いに来るか普通。

土「まあそうだな。妙だったし。」

「先生ひどい!!」

彦「あ、でも先輩。もうこれで火薬のテスト下がることは無いんじゃないですか?」

鉢「たしかに。A先輩のお父上"は"優れてらっしゃるし。」

なにお父上"は"って強調してるんだ。


皆がもう成績が落ちることない!って話をしていたけど次のテストで赤点をとったのはここだけの話。

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作者名:ぽぽぽ | 作成日時:2023年7月17日 20時

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