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手のひらで踊らされるの段 ページ22

色仕掛けもなくなり、今まで忙しかったのが嘘のようになっていった。

「忘れてた。お菓子切れてたんだった。」

庄「今度の予算会議いつですか?」

庄左ヱ門に聞かれるけどぶっちゃけ言うと覚えてない。

「うーん来月とか?」

彦「お2人はどうおもいます…ってどうしたんですか?!」

彦四郎が声を上げて驚くからなんだなんだと勘右衛門達の方に目を向ける。
不機嫌そうな顔で窓の外を見つめる2人。

「もう、二人共まだ怒ってるの?」

色仕掛けのことで多分怒ってるんだろうな。
課題とはいえ自分の心が痛みながらやったし、許して欲しい。

庄「え、A先輩何かしたんですか?」

不思議そうな顔をする庄左ヱ門と彦四郎に、
「私がね、シナ先生に出された課題なんだけど…」
と、事の有様を説明する。

彦「そんなことが…。」

庄「忍たまの先輩方もそうですけどそれをやってのけたA先輩も凄いですよね〜。」
尊敬します!とキラキラした表情でこっちを見る庄左ヱ門が可愛くて仕方がない。

「庄左ヱ門〜!ありがとう!!」

「あ、てか三郎が怒る理由無くない?」
思い返してみても多分三郎が怒る要素なんて無い(はず)。

鉢「まぁそうなんですけど勘右衛門に便乗して。」

「いや訳わかんないよ。」

すみません〜と悪びれる様子も見せずに返事をする。

「勘右衛門、私が悪かったよ。
でも聞いて欲しい。私だってノリノリでやった訳ではなく良心が痛みながらしたんだよ。」

いつもは謝ったらすぐ許してくれるけど今回はそうはいかないから少し焦る。

尾「僕も別に怒ってないんで大丈夫ですよ。」

と言って立ち上がり三郎のお菓子を横取りする。
あ、それ三郎が「これ貰ったんですよ〜」って自慢げに見せてきたお菓子。

鉢「俺のお菓子が!!」

尾「おぉ。これ美味しい。」

A先輩も要ります?とお菓子をこちらに向ける。

「え、怒ってないの?」

尾「本当に怒ってないですよ。ただA先輩を一泡吹かせたかっただけです。」
思ったより面白かったですよ。とにやにやしながらお菓子を頬張る。

「先輩のことコケにして!」

尾「先にしたの先輩じゃないですか!」
勘右衛門が負けじと言い返す。

「た、確かに。」
実際その通りだから反論できない。

鉢「A先輩、後輩に言い負かされてる〜。」

彦「これが修羅場か…。」

庄「彦四郎、多分違うよ。」

疑われるの段→←宿題の成果の段



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作者名:ぽぽぽ | 作成日時:2023年7月17日 20時

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