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兵助と2人で地図を読んでみる。今更だけど兵助って頭いいよね多分。だから直ぐに終わるんじゃ!?
けど私の予想なんて大ハズレで。
「うわぁ!!」
落とし穴に落ちたり
久「いてっ!」
横から木の枝が飛んできたり
少しやりすぎなんじゃないかってレベルのからくりが沢山仕掛けてあってまっっったく進まなかった。
「はぁ…疲れた…大丈夫?兵助」
久「なんとか…大丈夫です…」
私も兵助も肩で呼吸をする程に疲れてしまっている。少し休憩しないかと誘ってみたら承諾を得れたのでどこか休めれる場所を探す。
「あ、こことかどう?いい感じに日陰だしカラクリなんてなさそう」
久「そうですね。少しここで休みますか」
2人で地面に座り木にもたれる。元結交換しよう!とか思ってたけどそれどころじゃないな…。思ったより過酷すぎる。
「ねぇ、これ伊作と組んでる人可哀想じゃない?とんでもないことなってそう。」
久「あぁ、たしかに。」
「兵助でよかった〜‼️」
走り回ったから汗でベタベタで気持ち悪いなぁ…近くの小川で少し水浴びでもしようか。
「ねぇ、私ちょっとあの川で水浴びしてくる。汗かいちゃってさー」
兵助もどう?と誘ってみるも大丈夫ですと断られた。嘘でしょ…あんなに走って汗かかないなんて…
若いっていいなぁと思ったけどよくよく考えてみたら兵助とあんまり歳変わらないかも。
「あ、そういえばさこの授業って時間制限とかあるのかな」
土井先生の話あんまり真面目に聞いてなかったから聞き逃してるかも。
久「どうなんでしょうかね」
これは……兵助も先生の話真面目に聞いてなかったパターンだ!!
優等生の兵助と同じって考えたら謎に安心感が溢れてきた。
川に辿りつき足を突っ込んでみる。凄く冷たい。…ここは意を決して飛び込むしかないな。
「うわー…冷たすぎ!」
もう手遅れだけど少しづつ慣らしていけば良かったと後悔。
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作者名:ぽぽぽ | 作成日時:2023年7月17日 20時