久々知兵助のバヤイ ページ1
今日はどうやら6年生5年生合同の授業らしい。なぜそう思ったか。なぜなら6年生と5年生全員が校庭に並んでいるからだ。
…私は何を考えているんだろ。疲れてるのかな。
それにしても授業の内容によっては元結の交換も可能がある。
これは運が私に向いている!!そう考えると顔が緩んで仕方がない。
立｢何をニヤニヤしているんだA気持ちが悪いぞ…｣
｢乙女に向かってなんだ気持ち悪いって｣
土井先生がこっちに向かって走ってくる。もしかして火薬関係？この前テストしたばっかだよね？え？そんなことある？なんて1人身構えてたが実際は違くて。
土｢担当の先生の代わりに私が今回の授業をつとめる。と言っても私はほぼほぼ仕事ないんだけどね｣
｢え、火薬関係じゃないんですか？｣
土｢ああ。今回は火薬関係じゃない。一応実技だぞ。｣
というのも、6年生5年生のうち2人1組を作ってお宝さがしという内容らしい。この歳にもなってお宝さがしというのもなぁ…と思ったのは秘密。
土｢てことで各自ペアを作った後、ここにある地図をそれぞれ持って宝探しをすること！見つかったらここに帰ってくること！日没までにな！わかったか？｣
｢｢｢はい！｣｣｣と威勢のいい声で返事をする。
土｢あ、今1年生が手裏剣の実技テストしてるから気をつけるように！それじゃ頑張れよ。｣
ここで重要になるのがペア決め。個人的にはまだ元結を交換していない人とペアになりたいんだけどなぁ〜。
久｢あのA先輩。空いてます？空いてたらペアなって欲しいんですけど。｣
兵助から声をかけてくるなんて珍しい。しかも元結交換してないし。断る理由なんてない。
｢空いてる！なろなろ！｣
久｢(周りからの視線が痛いけど皆の行動が遅いのが悪いんだ…)｣
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作者名：ぽぽぽ | 作成日時：2023年7月17日 20時
