突然20 昔話 ページ22
どの位の時間が過ぎたのだろうか。
お互いに向かい合って座り、時計の音だけが響く。
そんな中、窃野さんは前触れもなく突然口を開いた。
｢俺は…女が嫌いだ。｣
『えっ…あ、知ってます。』
｢昔、恋人に裏切られて多額の借金を背負わされた。｣
私は窃野さんの話を静かに聞いた。
｢…屋上から飛び降りて楽になろうとしたら、ヒーローに助けられた。｣
『…』
窃野さんは辛い過去を話してくれた。
死ぬ事も許されず、泥水すする日々を送っていた時にオーバーホールさんに拾って貰えたらしい。
窃野さんの過去を全て聞き、この人に私の過去を話さなければならない気がした。
『窃野さん。私の話を聞いて貰えますか？』
そう言うと窃野さんは頷いた。
そして私は全てを話した。窃野さんは最後まで静かに聞いてくれた。
話終えると｢良く頑張ったな。｣と言って泣きそうな顔で言ってくれた。
優しい人だ。
その日からは私と窃野さんは良く話すようになり、互いに呼び捨てで名前を呼ぶようにもなった。
窃野さんは私の唯一の理解者であり、初めての友達となった。
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刹鬼(プロフ) - ミナトさん» 有り難うございます！音本さん達が良すぎるのは同感です…(血涙) (2019年4月3日 21時) (携帯から) (
レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
ミナト(プロフ) - 初コメです！もう音本さんたちが良すぎて...（血涙）頑張ってください！！！ (2019年4月3日 15時) (レス) id: 7a51c78d65 (このIDを非表示/違反報告)
刹鬼(プロフ) - 神機さん» ありがとうございます!更新凄く遅いですけど頑張ります!! (2019年3月1日 19時) (携帯から) (レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
神機(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちゃん可哀想……音本とクソ男覚えてろよ？(黒笑)更新頑張ってください！そしてそれを聞き出した治崎……デリカシーという物を持てよ！(手が真っ赤に染まりながら) (2019年3月1日 1時) (レス) id: 75b74f872b (このIDを非表示/違反報告)
刹鬼(プロフ) - 瑞林さん» 読んで下さり、ありがとうございますｯ!!是非これからもよろしくお願いします！テンション高くてすいません!! (2019年2月14日 18時) (携帯から) (レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹鬼 | 作成日時：2018年12月31日 23時
