【auサンズ】宝石姫3 (ページ13)

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108話ページ13

『遠くへ行ってはダメよ』

DS!ｸﾛｽ「わかった」

DS!ｴﾗｰ「………………………」

ﾏｰﾀﾞｰ「……久しぶりに来たな…ここ」

ﾄﾞﾘｰﾑ「さっ！どうぞどうぞ！」

早速ドリームの家まで来たA達

マーダーは護衛で2人は外の世界を知るためとか

何とか言って無理やりついてきた

ﾄﾞﾘｰﾑ「兄弟すごかったねぇw」

『そうかしら…いつもあんな感じよ』

ﾄﾞﾘｰﾑ「えっ？！そうなんだね！珍しい……」

ドリームといつどこで知り合ったのか

何しに行くんだと聞き出すナイトメアは

不安なのか嫉妬なのか不機嫌だった

まぁ…触手の動きで分かってきたけど

何とか説得したもののその光景を

見ていたドリームは表情は笑顔だったけれど

内心凄くナイトメアをドン引きしていた

ﾄﾞﾘｰﾑ「今まで何人もの婚約者を見てきたんだけど兄弟があそこまで執着心を見せるのは初めてだよ！……Aちゃんは兄弟に相当好かれてるんだね！」

『……………………』

今まで何人もの婚約者がいたのか………

まぁそりゃそうよね…ナイトメア様は

有名な家系だし…

『……………………』

ﾄﾞﾘｰﾑ「…………………」

なんだちゃんと相思相愛じゃん！

よかったね兄弟

本を持ってどこか見つめているAを

見てドリームはそんなことを思う

目の前で本を開けている綺麗な天使は

ちゃんと好きな人がいてそいつを愛していて

そいつも彼女にぞっこんなのだ

……話聞いた時はチャンスかななんて思ったけど

これじゃあ入る隙もないなぁー

残念

それより兄弟ってあんな感じだったっけ？

しばらく会ってなかったから

キャラ変わったのかと思ったよー！

まぁあのやり取りを見てるとき

兄弟僕の方を見てきて

すっごいAちゃんは絶対に渡さないみたいな

オーラ出しててちょっと引いちゃったけど！

『…………？……なに？』

ﾄﾞﾘｰﾑ「いーや？でも無理はしないでね！僕はいつでもAちゃんの味方だからね！」

『…ふふっ……ありがとう』

お茶を出せば天使は綺麗に笑った

独り占めしたい，自分だけのものにしたい

なんて気持ちを奥底にしまい込んで

自分も向かいに座り本を開けた