【auサンズ】宝石姫3 (ページ2)

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97話ページ2

『そう………DS!クロスも辛かったでしょ？思ってもいないのに勝手に言って，苦しいのに辛いのに思ったように身体が言うこと聞かなくて…DS!ナイトメアもインクさんとかクロスも私に酷い態度とるだろうけどDS!クロスと同じで辛いの』

DS!ｸﾛｽ「………」

『わかってあげて？』

自分がどれだけ辛かったかを思い返して顔を

顰めるDS!クロスは勢いよくコクコクと頷いた

DS!ｸﾛｽ「……なぁA…その呪いって治せるのか？」

『わからない…だから今その方法を探してるわ』

DS!ｸﾛｽ「…俺…なんか手伝えることある…？」

『………そうね…今はまだないけど手伝えることがあったら手伝ってもらおうかな』

DS!ｸﾛｽ「！………わかった…！」

『あ…あとモカには近づいたらだめよ』

DS!ｸﾛｽ「言われなくてもあんな奴には近づきたくない」

『そう言って中途半端にモカの呪いがかかったのは誰かしら？』

DS!ｸﾛｽ「…………俺」

『ふふ…そうね…でももうそれは終わったこと…次からはちゃんと気をつけてね』

DS!ｸﾛｽ「！わかった…！」

ブンブンとしっぽを揺らしてふわふわの耳を

たてるDS!クロスに可愛いななんて

思いながら頭を撫でた

ﾎﾗｰ「………なぁA…俺も手伝うんだが？」

『感謝してますよ』

ﾎﾗｰ「本当か？」

『はい………？………ホラーお兄様は何を求めてるんですか』

ﾎﾗｰ「………………ん」

『？？？』

斧を肩からおろして屈むホラーに

何を求めてるのかわからず頭を傾げる

ﾎﾗｰ「………早くしろ」

『え…あ………よ……よしよし…？？？』

手を握られて頭に乗せられたのでそのまま撫でてみた

そうすれば気持ちよさそうに目を細めたので

きっと間違っては無いのだろう

DS!ｸﾛｽ「やめろ！Aに触るな…！」

ﾎﾗｰ「俺じゃない…Aが触ってる」

『ホラーお兄様が誘導したんでしょう』

DS!ｸﾛｽ「そんなのどうでもいいから早くAから離れろ」

『ふふ…ですってホラーお兄様』

ﾎﾗｰ「嫌…まだだな」

DS!ｸﾛｽ「ｸﾞﾙﾙﾙｯ………ｶﾞｩｯ！」

ﾎﾗｰ「おいそれは卑怯だろ」

『ふふ……ほらおいでDS!クロス』

ウルフになって威嚇するDS!クロスに

ホラーは舌打ちして渋々離れた