そういう関係 3-江口拓也-

・ ページ25

悠「最近自虐ネタっぽいの多くない？」


「なんか、過去も含めて自分かなって悟り開き始めたのよ」


悠「まあいいことじゃない？

でもさぁ、私達って何贈りあったことあるっけ」


「誕生日はいっつもご飯会だしねぇ」


悠「無難な物がいいのかな、名刺入れとか？」


「あーいいかもね、就職したらどの職種でも割と使うしね〜
あとそんなに値段も張らないし」


悠「ネクタイと同じくらいかな？」


「まぁ男の人も名刺入れでもいいかもね」


悠「同じ物なら思い出になるしね」


「よし！私たちが出した案は名刺入れ！！
次行こう！！！

笹野さん、悠木さんこんばんは！」


悠「こんばんは〜っ！」


「お2人は歌手としても活躍されていますが、両立することで大変だったことはありますか？
私は今路上ライブをしながら、稀にですが役者として舞台に立たせて頂いてるのですが、両立が難しく悩んでいます、良かったら教えてください

ということですが……これもなぁなんか難しいなあ」


悠「ここ2人ですら、こう違うからね」


「私はどうしてもメインとして歌だからね
碧ちゃんはやっぱり声優がメインになるわけで

そこで変わってくるのかもね」


悠「この子は……歌がメインなのかな？
ここはAちゃんが答えるのがいいんじゃない？」


「ええぇ、待ってね……両立ねぇ……
私はこう……時間をちゃんと分けてる
台本貰って、読み込んでってやってるとどうしても時間忘れちゃうじゃん」


悠「そうそう、気付いたら夜？！みたいなね」


「だから、声優のお仕事がある時はアラームをかけて時間が来たら音楽やって……
音楽に関してはキリがいいところまで絶対やりたいから、アラーム掛けないんだけど、やり過ぎたらストップ掛かる」


悠「……あぁ……旦那様……」


「この前、何時までやってんだあ！！寝ろっつっただろがあ！！って作業部屋に入ってきて、心底ビビったもん」


悠「……あの人って怒るんだね」


「昔寝なかったのよ
ささらじの中で寝ないのをやめろって言われたのに、やめれないから、寝室に連行されるか、時間がある時はリビングに連行されるようになった」


悠「なんか……結婚もだけど一緒に住んでて良かったね
生活リズムめちゃくちゃになってそう、もし1人なら」


「まあ、実際昔は無茶苦茶だったよ

両方やりたいことだから手抜きたくないしって

ただ、完璧にやろうと思えば思うほどしんどいんだよね、失敗するし」

・→←ささらじ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す