そういう関係 3-江口拓也-

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江「あーー………俺明日何時だっけ〜」

「9時スタジオ」

江「あーー早い、今日ブロスタ出来るかな」

「今やれば良くない？」




程よくお酒の入った拓也

有難いことに、夜あそびスタッフさんからもプレゼントで名前入りのペアタンブラーを頂いた


安元さんからお酒も頂いて、家は酒屋かと思えるほどのお酒の種類は豊富




江「Aもブロスタやろうよ」

「やる暇あるなら曲作るっての」




車が赤信号で止まれば、ブスブスと頬を指でつついてくる

ちゃんと信号を見てくれてる所は賢いが、なかなかイライラする




「指へし折るよ」

江「……コメント、読めた？」

「いきなりなに………
読めてないけどさ」

江「それでいーよ、この前のささらじ頑張ってたし
焦んないで、ゆっくりでいいんだよ
アンチなんてその隙にいなくなるし、応援してくれる人は何時まででも待ってくれるから」

「……知ってるしィ
酔ってるでしょ、そう見えないだけで」




こういう所はどうも嫌だなぁと思ってしまう

欲しい言葉を掛けてくれる所とか
何でも見透かされているようなそんな感覚


もう少し鈍感でもいいのに




江「今めっちゃ失礼なこと思ってるでしょ
あとトイレ行きたい」

「思ってない、コンビニ寄る？」

江「寄る、ついでにビール買おっと」

「財布忘れたって私に言ったやつ誰よ」




朝私をスタジオに送り届けて、1回帰って夜あそび前に私を迎えに来た時にバッグごと家に置いてきたらしい


スマホは持っていたから良かったものの、どうしようもないものの、もし私が飲みの約束でも入ったらどうしてたんだろう




江「トイレだけ借りて何も買わないの嫌じゃん」

「ちょーわかる、カード入れにクレカある」

江「物分かり良い嫁で良かったって今心の底から思ってる」

「今すぐ車壁に擦ってやろうか」

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