そういう関係 2-江口拓也-

笹野ちゃんでもラジオがしたい！ ページ4

「さぁ！今夜もお付き合いお願いします！
笹野ちゃんでもラジオがしたい！

パーソナリティは私、笹野Aでございます！
ライブ終わりの！笹野Aです！

そして本日のゲストは〜」


斉「こんばんは〜、斉藤壮馬です」


「はぁい！そまくん！！！」


斉「テンション高くない？wwww
30分それで行くの？www」


「私今アドレナリンバンバン出てっから
30分これで行きますよ、えぇ」


斉「絶対帰りのタクシー寝てるよwww」


「タクシーじゃないんで
問題ない」


斉「お迎えあるんだねwww」


「あるある、今日は特別あるみたいです
嬉しい、寝ても問題ない」


斉「寝る気満々じゃ〜ん」


「そうですよ、このまま相談室いきましょう！

笹野ちゃんでも相談室がしたい！！！」


斉「ついていけないついていけないwwww」


「ついてきてくださいね〜

1通目読んでいきまーす
さぁちゃん、そまくんこんばんは！」


斉「こんばんは〜」


「私は今高校3年なのですが、夏休み期間中も文化祭の準備で毎日登校してます

えらい」


斉「文化祭かぁいいね」


「私たちは劇をする予定なんですが、部活があったり、バイトがあったり、サボる子がいたりして、まとまりがありません。

どうすればクラス一丸となって劇に臨めるでしょうか？

ということです」


斉「難しい悩みだね……」


「ねぇ……部活とバイトは仕方ないしね……
サボるのはまぁ……どうかと思うけど」


斉「高3でしょ？最後の文化祭良い思い出にしたいもんねぇ」


「あの……私文化祭に縁がない人間なので……イマイチよく分からんのですよ……」


斉「あ、テンション落ち着いてきたね

そういえばそうだね、中学の時はなかったの？」


「斉藤さん……中学の時はね、私文化祭じゃなくて校内の合唱コンクールだったの
しかも参加してない……」


斉「……なんかごめんね？！」


「いやいやそんなね！あ、待って！！この話多分視聴者さんとか分かんないんだよね！
また後日詳しくお話はしますけども

まぁねぇ、参加しなかった人間から言わせてもらうとめーーーーっちゃ悲しい

私も文化祭って思い出欲しい」


斉「やっぱりみんなで団結してって大事だと思うよ
仕方ない理由がある子は、その分空いてる時間で頑張って、サボっちゃう子……ん〜、奮い立たせる？」


「思い出ないと大人になってからね……なんか、虚しくなる」

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